イタリアの小さな村に息づく姉妹の物語を探る特別編

「小さな村の物語イタリア」特別編：姉妹篇と家族篇

BS日テレで放送される「小さな村の物語イタリア」の特別編として、北イタリアのロンバルディア州にある小さな村ピッツォコルノがフィーチャーされます。この特別編では、若い姉妹が営む有機農園「オラナミ」とその家族の物語を、2週にわたってお届けします。彼女たちの豊かな暮らしと、地域の人々との関わりがどのように息づいているのかを深く掘り下げていきます。

ピッツォコルノとオラナミの魅力

ピッツォコルノは、イタリアの素朴で美しい村の一つです。この村で生活する姉妹マリアとラーラは、共に有機農業に情熱を注いでいます。姉のマリアは無農薬で育てた牛と羊を世話し、妹のラーラはその牛から作ったミルクで美味しいチーズを作り出します。彼女たちの努力が、ただの農業ではなく、地域に根差した文化や伝統を守り続けることにつながっています。

特別編の最初の放送では、姉妹の活躍が描かれます。マリアは、初めて生まれた仔牛に愛情を持って名前をつけ、農園の日常を楽しんでいます。その後、ラーラが作るチーズは村の人々に愛されています。ヤギミルクから作られる「カチョッタ」や、「タレッジョ」など、豊富な種類のチーズが並ぶ農園の売店は常連客で賑わっています。

家族の絆と料理の魅力

2週目の放送では、姉妹の母であるカルメーラが料理を振舞う農家レストランの様子に焦点を当てます。彼女は地元で育てた新鮮な野菜と、ラーラがクリエイトしたチーズを使った料理を提供しています。例えば、開放記念日には特別なメニューが用意され、多くの村人が美味しい料理を楽しむために集まります。

このレストランで提供される前菜は、調和の取れたトーマチーズとサラミ。そして主食には、ラグーのラザニアや、イラクサペーストとリコッタチーズのラヴィオリが登場し、まさに最高の味わいを実現しています。

農園の始まりとその後の試練

オラナミの創始者である父マウリツィオは、若いころにミラノで科学者として活動していましたが、彼は大量生産主義に疑問を持ち、村に戻り小規模な有機農業を目指しました。要するに、彼は人と自然が共存する農業のスタイルを確立したのです。姉妹は、父の影響を受けて自然農法を学び、育ってきました。

ところが、7年前に一家に問題が発生。その際、マリアとラーラは自らの夢を抱えながら、農園を維持するために力を合わせ決断を迫られました。この未曾有の危機を克服するために、彼女たちはどんな選択をしたのか、視聴者は2週にわたる物語でその真相を知ることができます。

放送情報

「小さな村の物語イタリア」は、毎週土曜日の午後6時からBS日テレで放送されています。今回の特別編は9月6日（土）と9月13日（土）の2週にわたって、ピッツォコルノでの姉妹と家族の物語をお届けします。多くの視聴者がこの特別な番組を通じて、イタリアの小さな村の生きた文化や人々との絆を感じることでしょう。