期待の新星Cardinals、デビューアルバムからのシングルをリリース
アイルランドの若手ギターバンドCardinals(カーディナルズ)が、待望のデビューアルバム『Masquerade』から新曲「The Burning Of Cork」とそのミュージックビデオを公開しました。この曲は、アイルランドの歴史に触れた辛辣で政治的なメッセージを含んでいます。
歴史に根ざしたメッセージ
フロントマンのユアン・マニングは、「The Burning Of Cork」というタイトルは1920年12月に起きたイギリス軍によるコーク市襲撃事件に由来していると語ります。この曲は、アルバムの中でも特に重く、威圧感を持つトラックです。彼らは音楽を通じてその痛みや怒りを表現しています。
ミュージックビデオとアルバムの全体像
グレッグ・パーセル監督の手掛けた緊迫感あふれるミュージックビデオも注目です。この動画は、バンドの独自のスタイルとメッセージ性を見事に映し出しています。「The Burning Of Cork」は、デビューアルバム『Masquerade』の先行リリースとして位置づけられており、アルバム全体の雰囲気を垣間見ることができます。
アルバムはこの夏にロンドンのRAKスタジオで収録され、来年2月13日に話題のレーベルSo Young Recordsから発売予定です。全10曲の収録が決定しており、各楽曲がもたらす感情の対比が印象的です。
多様な音楽スタイル
Cardinalsのアルバムには、暴力や冷笑、憤りなどの強い感情を表現した楽曲と、無邪気で親しみやすい楽曲が共存しています。特にアルバムは、前半と後半でのコントラストが強く、バラエティに富んだ内容となっています。フォークの素朴さから、劇的でメロドラマチックなプレゼンテーションまで、驚くべき展開が織り込まれています。
アルバムのテーマ
ユアンはこのアルバムについて、「誰もが持っている“仮面”を剥ぎ取ること」をテーマにしていると説明します。冷笑的な態度を取るのは簡単でも、真摯で希望に満ちた表現をすることの難しさを強調しています。このプロセスは時に痛ましいものですが、その苦痛は、最終的には自己受容へとつながるとも述べています。
メンバーの結束と未来への期待
バンドは兄弟のユアン・マニング、フィン・マニング、従兄弟のダラー、同級生のオスカー・グディノヴィック、アーロン・ハーレーから成り立っており、家族の絆と友情が根底にあります。彼らはこのデビューアルバムを通じて、いかなる束縛も超え、独自のクリエイティブなアプローチで音楽を作り上げています。
Cardinalsはすでにアイルランドのインディーロックシーンで注目の存在となっており、このデビューアルバム『Masquerade』で彼らの名前はさらに広がることでしょう。新たな音楽の巨人として、今後の活動にも期待が高まります。
リリース情報
- - シングル: 「The Burning Of Cork」
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- レーベル: So Young Records
- リリース日: 2026年2月13日
- 配信リンク:
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トラックリスト
1. She Makes Me Real
2. St. Agnes
3. Masquerade
4. I Like You
5. Over At Last
6. Anhedonia
7. Barbed Wire
8. Big Empty Heart
9. The Burning Of Cork
10. As I Breathe
Cardinalsの音楽が、あなたの耳をどのように捉えるのか、この新世代の才能にぜひ注目してください。