センセーショナル・ティーンHimari、デッカ・クラシックスと独占契約
若干13歳にして、名門英国レーベル『デッカ・クラシックス』と独占契約を結んだヴァイオリニストHimari。彼女はその才能により、世界のクラシック音楽界に新風を巻き起こしています。Himariは、デビューEPのリリースに先駆けて、フランツ・ワックスマンの『カルメン幻想曲』とエイミー・ビーチの『ロマンス』の2曲を2025年3月18日から配信すると発表しました。
Himariの音楽キャリア
Himariは、音楽的才能を早くから発揮し、3歳でヴァイオリンを始め、瞬く間に成長を遂げてきました。6歳でプロのオーケストラと共演を果たし、当時から彼女の才能は注目を集めていました。2022年にはアメリカの名門カーティス音楽院に入学し、現在は著名なヴァイオリニスト、アイダ・カヴァフィアンの指導を受けながら活動しています。
今回の契約に際し、Himariは「デッカ・クラシックスと契約できて、とても嬉しいです。録音を通じて、私の演奏を楽しんでいただけることを願っています!」と喜びを表現しています。このような彼女の姿勢が、若い世代のアーティストたちにとっての手本となることでしょう。
フィルハーモニーでのパフォーマンス
Himariは、3月20日から22日にかけて行われるベルリン・フィルの定期公演において、ヴィエニヤフスキの『ヴァイオリン協奏曲第1番』を演奏する予定です。こちらの全公演はすでに完売し、特に22日の公演はデジタル・コンサートホールでライブ配信されるため、多くのファンが彼女のパフォーマンスを楽しみにしています。
「デビュー・アーティストとの契約はいつも心躍る瞬間ですが、Himariにはまさに時代を越える才能がある」と、デッカ・クラシックスのレーベル・ディレクター、ドミニク・ファイフは語ります。彼女の音楽的表現には、技術的な恐れを知らず、どの世代にも響く力強さがあります。
多くの国際コンクールでの成功
Himariの過去の栄光も目を見張るものがあります。リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクールやアルトゥール・グリュミオー国際コンクール、さらにはポスタッキーニ国際コンクールなど、彼女は数々の大会で高い評価を受けています。特に、2023年にはモントリオールでのミニ・ヴィオリーニ2023で『Public Award』を受賞し、国際的な注目を浴びる存在となりました。
未来への展望
2024年には、シカゴ交響楽団の定期公演にも出演が予定されており、彼女のキャリアはますます広がることでしょう。また、同年には自身のリサイタルツアーも行い、国内各地でその演奏を披露する予定です。
Himariがこれからどのように成長し、世界のクラシック音楽界で旋風を巻き起こしていくのか、目が離せません。彼女のデビューEPは、音楽ファンはもちろん、若いアーティストたちにとっても大きな刺激となるでしょう。