心をつなぐ歌声、One Voice Children’s Choirが万博で大舞台へ
2025年7月19日、大阪の関西万博会場にあるナショナルデーホール(Ray Garden)にて、国際的な子ども合唱団であるOne Voice Children’s Choir(OVCC)が登場しました。彼らのパフォーマンスは、「Designing Future Society for Our Lives」という万博のテーマに沿ったもので、グローバルな友情と共生を促進することを目的としています。OVCCは、総勢35名のメンバーが集まり、その清らかで力強い歌声で観客を魅了しました。
パフォーマンスの内容と反応
OVCCのパフォーマンスでは、創設者で指揮者のマサ・フクダが率い、クラシックやポップスを取り入れた特別なアレンジメドレーを披露しました。多言語の歌詞が織り込まれ、子どもたちの素直で純粋な歌声が響きわたる中、会場が暖かい拍手と共感に包まれました。特に、パフォーマンス終了後には来場した日本人や外国人のゲストから感動の声が多く寄せられ、「子どもたちの融和を象徴するような歌声に、心が温まった」とのコメントが聞かれました。
未来への展望
OVCCは、今後も様々な国際的なイベントでの出演を通じて、国際理解と絆を育む活動を続けていく予定です。2025年の万博を契機に、未来を担う若い世代の声を大々的に発表する機会が増えていくことでしょう。歌を通じて多くの人々の心をつなぎ、ヒューマンコミュニティを築くこの活動には期待が寄せられています。
さらなる合唱活動
同団体は、万博後も精力的に活動を展開しています。特に、千葉県内の老人ホームにおいて、約100人の観客を前に合唱を披露し、地元の保育園児たちと交流を深めたことも大きな話題となっています。施設利用者や子どもたちと一緒に歌い、最後には園児たちがOVCCへの歌の贈り物を行うなど、感動的な場面が展開されたのです。
さらに彼らの活動は、YouTubeでも多くのフォロワーを抱え、全世界で親しまれています。これまでに497万人以上の登録者を持つYouTubeチャンネルでは、彼らのパフォーマンスが公開されており、再生回数は実に12億回を超えています。
団体紹介:One Voice Children’s Choir
設立:2001年(米国ユタ州)
メンバー構成:5~18歳、総勢約180名
主な活動:年間50~70回の公演、YouTube動画配信
受賞歴:ジョン・レノン国際音楽賞、全米AGT出演(準々決勝進出)
OVCCの魅力は、その歌声だけでなく、彼らの活動が持つメッセージにもあります。歌を通じて人々の心をつなぎ、新たなつながりが生まれる瞬間を今後も見逃せません。
記事に関するお問い合わせは、OVCCの日本支部まで。日本支部代表のAya Kagayaがご対応致します。