2023年8月20日から約1ヵ月にわたって開催された「AI FASHION CHALLENGE #13 -Forms In Flux-」では、ファッション業界の未来を見据えた斬新なデザインが集まりました。このコンテストは、生成AIの力を用いて大胆かつ独創的なファッションが創出されることを目的としており、最終的に選ばれたのは3つの優れた作品です。
コンテストについて
「AI FASHION CHALLENGE」は、ファッションのデザインプロセスにAIを取り入れることを促進するために設立され、今回で13回目を迎えました。テーマは「季節や時代を超えて変化し続ける、美の境界を表現したスタイル」。この理念に基づき、参加者は自由にコンセプトやデザインを考案し、AIを使って商品画像を作成しました。コンテストには多様な作品が寄せられ、審査はOpenFashion Circle内での「いいね」数と、業界の専門家による投票によって決定されました。
受賞作品
受賞作品には、以下の3つが選ばれました。
1位:MIDDIFF
デザイナー:MIDDIFF
この作品は、異なる文化を融合させ「反骨と共存」をテーマにしたデザインで、流動的な美を体現しています。スクールユニフォームの要素を解体し、誇張されたVネックや複雑なレイヤリングによって、現代の感情を見事に表現。また、AIをファンタジーで留めず、実際のクローズにリアリティを持たせている点も評価されました。
- - ブランドページ:MIDDIFF
- - 審査員コメント:株式会社OpenFashion COO 上條 千恵
2位:Aoura
デザイナー:Yuma Itoh
Aouraは「揺らぎを安らぎと強さの源とする」というテーマを持ち、予測不能な変化に心地よいリズムを与えています。Look 1のプリーツやLook 2の裂け目によって生まれる模様、さらにはLook 3の波紋のようなシルエットは、視覚的な「1/fゆらぎ」の概念を巧みに服に取り入れています。
- - ブランドページ:Aoura
- - 審査員コメント:デザイナー 永島理恵
3位:Futoria
デザイナー:aoi
ヴィクトリア調のシルエットと未来的素材の融合が印象的。重厚なパフスリーブとパーカの重ね着に、新しいスタイルを生み出します。着用可能なリアリティを持ちながら、見る者に新たな感覚を提供しています。
- - ブランドページ:Futoria
- - 審査員コメント:株式会社OpenFashion COO 上條 千恵
未来への展望
今回のコンテストを通じ、新たな美の可能性を発見し、人間の創造性とAI技術の良いバランスを尊重することの重要性が示されました。OpenFashionは、今後もファッション業界のデジタル変革を推進し、新たなテーマを設けたコンテストを開催する予定です。次回の展開をどうぞお楽しみに!新しいブランドの誕生にも期待が高まります。
詳細については、公式サイトやSNSでチェックしてみてください。これからも、OpenFashionが提供するプラットフォームを活用し、ファッションの未来を共に創っていきましょう。