博多織の新ブランド
2025-05-30 10:44:08

博多織を現代に甦らせる新ブランド『ORIO』が登場

博多織を現代に甦らせる新しいブランド『ORIO』



福岡から、日本の染織文化を現代のライフスタイルに取り入れることを目的とした新たなブランド『ORIO(オリオ)』が5月30日にローンチします。このプロジェクトは、株式会社オリツギが手がけ、伝統を尊重しつつ、現代に必要な形に再編することを目指しています。初回コレクションとしてリリースされるのは、800年の歴史を持つ福岡の「博多織」を用いたTシャツです。全て100着限定、7つのデザインと3色、3サイズから成り立ち、サステナブルでエシカルな価値観を反映させています。

『ORIO』の誕生とその背景



株式会社オリツギは、地域文化の支援やWebマーケティングに特化した企業で、染織文化と現代生活の融合を図るアイデアから『ORIO』を立ち上げました。このブランドは、現代の消費者が求める新たな選択肢として「文化を着る」ことを提案しており、伝統的な技術を持続可能な形で生活に取り入れる試みです。『ORIO』は、単なるアパレルブランドにとどまらず、アートや地域文化を織り交ぜた、多面的なプロジェクトとして描かれています。

限定Tシャツの特徴



初回リリースとなるTシャツは、筑前織物が織り上げた博多織の帯地を使用しており、これを「次の物語の布」として再解釈しました。使用される生地は、上質なマーセライズ天竺で、光沢感と軽やさを持ち、世代や性別を問わずに着用できるデザインに仕上げられています。また、ラインは年齢を超えて自然にフィットするよう設計され、シンプルながらも美しいフォルムを実現。肌触りにもこだわっており、何度も着たくなるような心地よさを追求するため、特殊加工が施されています。

こだわりの3つの要素



1. 染織へのこだわり: ORIOは、長い歴史を経て育まれた日本の染織文化に対して深い敬意を表し、織りに含まれる技や感性を現代に引き継ごうとしています。「記憶のある布」を重視し、現代生活における新たな価値を提供します。

2. 素材と着心地へのこだわり: Tシャツには、40番手双糸で作られた高級素材を使用。この素材は、柔らかな肌触りと品のある光沢感を生み出します。+

3. 設計へのこだわり: このTシャツはオリジナルのパターンで設計されており、年齢や性別に関係なく使いやすいフォルムに仕上げられています。着た際の一体感を大切にし、実際のシルエットバランスにも十分に配慮がなされています。

文化の継承と経済の融合



ORIOは、単に文化を守るのではなく、動かし続けることを目指しています。今後は全国の染織産地に協力し、生活関連商品やイベント、教育プログラムを展開する予定です。この取り組みにより、文化の普及と経済的な価値を同時に生み出すことが可能になります。

ORIOの名前には「織り」と「継ぐ」という意味が込められており、今後も日本の文化が新しい形で社会に息づく一助となることを目指しています。

代表者からのメッセージ



代表取締役の山本祥太氏は、「染織文化が身近で触れられる形で生き続けてほしい」という思いを語っています。彼の理念は、アパレルを超えた文化の編集プロジェクトとして、多くの人々にアプローチしていくことにあります。「少し良いものを日常に取り入れたい」と感じている人々に、是非この新しいブランドを体感してもらいたいと考えています。

今後の展望



今後、ORIOでは、様々な分野とのコラボレーションを行い、文化と経済を「織り」合わせるプロジェクトを進めていく予定です。文化を語らずに、そっと伝えることができるプロダクトを届けていきます。生活の中に“余白”を提供することで、記憶と未来を結ぶ架け橋になれることを目指します。

福岡から全国へ、そして世界へと広がる『ORIO』の未来に注目が集まります。公式のオンラインショップでは、限定Tシャツの購入が可能ですので、ぜひチェックしてみてください。


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