第67回グラミー賞授賞式、音響のクオリティが光る
2025年2月、ロサンゼルスのCrypto.comアリーナで、第67回グラミー賞授賞式が華々しく開催されました。この年度のイベントでは、音質の重要性が際立ち、SHUREが提供する高度な音響技術が見逃せないポイントとなりました。多くのアーティストがSHUREのワイヤレスマイクシステムを使用し、観客に感動を与えました。
音響制作の最新技術
授賞式には、ShureのAXT Digitalワイヤレスシステムが導入されました。46チャンネルのハンドヘルド型送信機、24チャンネルのPSM® 1000インイヤーモニタリングシステム送信機、150台分のボディーパック型受信機が使用され、音響制作チームはクリアで高品質な音響を実現しました。音響技術への長年の信頼を語るのは、オーディオプロデューサーのマイケル・アボット氏です。「SHUREは40年以上にわたり、グラミー賞の音質を支えてきました」と彼は情熱を込めて語っています。
プレミア授賞式の成功
プレミア授賞式においても、Shureの音響技術は大活躍。20チャンネルのAXT Digitalワイヤレスマイクロホンが使用され、モニターエンジニアのダスティン・デルーナはその性能について「想像以上のRF伝送性能」を称賛しました。多くのアーティストやスタッフが感謝を示す中、AXT Digital PSMが信頼される理由が明らかになりました。
精鋭マイクで魅了するパフォーマンス
また、2025年MusiCares Person of the Year授賞式では、著名なアーティストたちがShure Nexadyneマイクロホンを使用。ブラスバンドの名手Mick FleetwoodとStewart Copelandのドラム対決を成功裏に支えました。オーディオミキサーのラリー・リードは、Nexadyneシリーズの卓越した性能も称賛しました。
チャペル・ローンのデビュー
特筆すべきは、最優秀新人賞を受賞したChappell Roanの登場です。彼女のヒット曲「Pink Pony Club」を支えたShureの新製品Nexadyneマイクロホンの使用が、今後のパフォーマンスにおけるボーカル品質を向上させるとの期待が寄せられています。これにより、アーティスト自身も自らの声を制御しやすくなったとのこと。
作業の舞台裏
周波数コーディネーションは、数多くのワイヤレス機器が同時に使用されるグラミー賞において特に重要です。Soundtronics社のスティーブン・ヴォーンは、AXT DigitalとWireless Workbench®を使い、周波数過密状態でも安定した通信を実現したと語ります。バックグラウンドの音響制作チームも素晴らしい仕事をし、全体のサウンド体験が最大化されました。
アートと技術の融合
毎年、グラミー賞授賞式は制作クオリティを向上させ続け、アーティストたちが洗練されたパフォーマンスを披露しています。今年も多くのトップアーティストがShureの音響技術を信頼し、舞台に立ちました。Shureエンターテイメント担当マネージャーのジェン・リアン=シャブードは、こうしたイベントをサポートできることに感謝の意を表し、「ニーズに応じた最高のソリューションを提供することが、我々の使命です」と述べました。
支援の姿勢
加えて、SHUREはカリフォルニアの大規模火災の被災者支援や、継続的な音響技術の進化に注力しています。今後のサポート活動については公式サイトからの発信に期待が寄せられます。音楽界での技術革新が、感動を生む瞬間をどう支えるのか、今後も注目です。