テレビ大阪が関西写真記者協会賞で銀賞受賞!
最近発表された2025年度関西写真記者協会賞において、テレビ大阪が「やさしいニュース」を通じて放送された作品がテレビ・ニュース映画部門のスポーツ部門で銀賞を受賞しました。この表彰は、近畿・北陸・中四国地域のマスコミ各社が加盟する関西写真記者協会が優れた報道写真や映像に贈られるもので、視聴者や関係者にとって大きな喜びとなっています。
作品の詳細
受賞した作品のタイトルは「希少ガンと闘う元甲子園球児」。この作品のディレクターを務めたのは長谷寛太さん、撮影を担当したのは遠藤和弥さんです。この感動的な物語は、大阪桐蔭高校の4番打者で甲子園での輝かしい経歴を持つ福森大翔さんが、希少ながん「GIST(消化管間質腫瘍)」との闘病生活を描いています。
福森さんは26歳の時に衝撃的な腹痛で救急搬送され、そこで腫瘍が発覚。手術が行われ、その後は筋力トレーニングを再開するほど体力を回復しましたが、2年後には再発の知らせが。そんな厳しい状況の中で、彼は自らの病気を公表し、クラウドファンディングを立ち上げ、支援を受けて保険適用外の治療に挑戦する決意を固めました。
■ プロ野球始球式への挑戦
さらに、彼の物語はクラウドファンディングを通じてプロ野球の始球式へとつながります。福森さんは、同級生でオリックスの主力選手である森友哉選手に対し、「マウンドからホームにボールを届かせる」という約束を交わしました。そして、京セラドーム大阪でのオリックス戦で始球式に挑む決意を固めました。
彼はその約束を果たすため、日々の練習に励みました。球を投げるまでの長い道のりを懸命に練習し、最終的に彼が投げたボールは18メートル先のホームへ。果たしてその一球は、彼の思いをしっかりと届けてくれたのでしょうか?
試合後、福森さんは「最後は勝つ!」と前向きな言葉を残しました。この言葉には彼自身の闘病生活に対する強い決意が表れています。
受賞の喜びとコメント
ディレクターの長谷さんも、取材を通じて福森さんとの絆が深まったことを感慨深く語っています。「取材の終わりには毎回ハグをして感謝の気持ちを伝えてくれる福森さん。その人柄に視聴者の心が動かされたのだと思います。」とコメントを寄せました。
受賞作品はYouTubeで公開されており、すでに100万再生を超える人気を博しています。是非一度ご覧いただきたい、心温まるストーリーです。
番組詳細
『やさしいニュース』は、テレビ大阪で毎週月曜から金曜の夕方5時に放送されています。ぜひチェックしてみてください。