滋賀の新ブランド
2025-06-24 09:46:00

琵琶湖の葦から誕生した新ライフスタイルブランド「YOSHITO」

自然を纏う「YOSHITO」の誕生



滋賀県に位置する琵琶湖は、その美しい自然環境から数々の資源を生んできました。そんな琵琶湖の「葦」を素材に、新たなライフスタイルブランド「YOSHITO」が誕生しました。このブランドは、“行動で世の中を変えていく”を理念に掲げ、株式会社Doooxが支援しています。プロデューサーである入榮秀謙氏の地域への思いを基に、「Re Built」という理念のもと、アパレル業界の常識を超えた価値提案を行っています。

古事記から受け継ぐ葦の力



日本最古の書物「古事記」にも登場する葦は、かつて日本人の生活に深く根付いた存在でした。屋根を葺くためや生活の燃料、衣服の材料として利用された葦は、幅広い用途を持ち、地域の生活を支えてきました。葦は生態系の維持にも重要な役割を果たし、その生命力は驚異的です。種まきや水やりも不要で、毎年力強く再生します。その持続可能な循環に着目し、「YOSHITO」は古来の知恵である「火入れ」を取り入れ、祖先から受け継がれた自然への畏敬の念と共に品質の高い葦を育てています。

ブランドの発起人とその情熱



「YOSHITO」の発起人である入榮秀謙氏は、製造業とモータースポーツ事業を手掛けた後、アパレル事業にも新たに挑戦しました。その動機は、自らの地域である滋賀県東近江市が抱える課題を解決したいという純粋な熱意でした。「葦」という資源の新たな価値を生み出し、地域社会に貢献するために、彼のビジョンは実現しました。これは、地域の課題に真摯に向き合った経営者が生み出した物語の幕開けでもあります。

クリエイティブディレクターの哲学



「YOSHITO」のクリエイティブディレクターである近藤昌氏は、ファッションを職業から文化へと昇華させることを目指しています。彼は、アパレル業界が固定観念に囚われていることに疑問を抱き、服に対して流行や性別、年齢にとらわれない自由なスタイルを提案しています。「YOSHITO」の服は、個々のライフスタイルに寄り添うものであり、年齢や性別を問わずに着用できるデザインが特徴です。

静かなる存在感を持つ衣服



「YOSHITO」が大切にしているのは、主張するファッションではなく、纏う人の内面や生活に寄り添う衣服です。デザインはシンプルかつ飽きのこないもので、サイズ展開も広く、家族全員が楽しめるよう設計されています。カラーは、葦をイメージした「セージグレー」の展開で、どんな場面にも自然と溶け込みます。素材には耐久性に優れるテンセルと葦の繊維が混合されたオリジナルファブリックが使用されており、着心地の良さが堪能できます。

商品ラインナップ



「YOSHITO」からは、軽やかに羽織れるSHOP COATや、シンプルなSHORT SLEEVE SHIRTS、エレガントなSEMI-WIDE PANTSが販売されています。これらはいずれもユニセックスデザインで、動きやすさと快適さを兼ね備えています。

世界へ広がる挑戦



「YOSHITO」は、日本国内に留まらず、世界へと挑戦を続けます。その第一歩として、パリで開催されるアートイベントで初披露され、多様な価値観の表現を試みました。多文化共生の理念を体現し、今後はさらに多彩なアーティストとのコラボレーションを通じて、「Re Built」の哲学を広げていく予定です。「YOSHITO」は、その名の通り、再生と新たな価値創造を目指す静かなる革命のブランドです。


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