K2 Picturesと三菱UFJ銀行が新たな映画製作の形を構築
株式会社K2 Pictures(以下、K2P)は、株式会社三菱UFJ銀行(以下、MUFG)から映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」への初の投資を受けることを発表しました。このファンドは、2023年12月末にファイナルクローズを予定しており、MUFGからの投資はその期間中に順次行われます。
日本映画の新しい生態系を目指して
K2Pは、昨年5月のカンヌ国際映画祭で「日本映画の新しい生態系をつくる」とのビジョンのもと、映画製作ファンドを立ち上げました。これを通じて、国内外の新たな投資家が日本の映画産業に参加しやすい環境を整えようとしています。資金調達による新規投資家の参入を促進し、従来の手数料率を下げて投資家へのリターンを早める方針です。
クリエイターへの利益還元
さらに、K2Pはクリエイターへの利益還元の仕組みも再考。成功報酬制度を導入することにより、クリエイターたちがより多くの夢を持ち続けられるような体制を構築しています。このような新たな形での映画製作により、日本映画産業に変革をもたらすことを目指しています。
三菱UFJ銀行の寄与と展望
MUFGは、K2Pが計画している数多くの映画製作に出資することで、映画制作のビジネスモデルやリスク構造への理解を深めるとしています。さらに、適切なリスクテイク手法を確立することで、映画産業への資金提供をよりスムーズに行うことを目指しています。
K2PとMUFGの提携により、積極的な作品制作が進められ、新しいファイナンスの形についても議論が重ねられています。これにより、グローバルな市場でも競争力のある体制を築くことが期待されます。
会社概要
株式会社K2 Pictures
- - 代表者:紀伊宗之
- - 所在地:東京都目黒区青葉台1−11−16
- - 資本金:388,570,000円(資本準備金含む)
- - 事業開始:2023年8月
- - 公式サイト
株式会社三菱UFJ銀行
- - 代表者:半沢淳一
- - 所在地:東京都千代田区丸の内1-4-5
- - 資本金:1兆7,119億円
- - 事業開始:1919年8月
- - 公式サイト
このように、K2 Picturesと三菱UFJ銀行の協力は、日本映画産業に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。今後のさらなる展開に期待が高まります。