初音ミク NT(Ver.2)の正式リリース
クリプトン・フューチャー・メディアが誇る歌声合成ソフトウェア『初音ミク NT(Version 2)』が、2025年3月18日(火)にリリースされました。このバージョンアップは、2020年に登場した『初音ミク NT』を基に、技術的な進化と機能強化が施されています。特に注目すべきは、新機能「Automatic Control」の搭載です。この機能により、ユーザーは直感的かつ簡単な操作で、様々な歌唱表現を楽しむことができます。
初音ミクらしさを極めた新機能
『初音ミク NT(Ver.2)』では、歌声合成エンジンが全面的に改良され、新たにクリプトンが自社開発したM9エンジンを採用しています。これにより、ユーザーはこれまで以上に自由な歌唱表現が可能になりました。特に、ボイスライブラリーには、初音ミクらしさを強調した新しい音色が追加されており、可愛らしい「MIKU NT Original++」、儚げな「MIKU NT Dark++」、そして吐息混じりの「MIKU NT Whisper++」の3種類が収録されています。
また、歌声を調整するための各種パラメータも見直されました。音の強弱を調整できる「Voice Color」の機能では、4種類のトーン(Accent / Power / Neutral / Soft)が用意されています。これによって、よりドラマティックな声の表現が可能になります。さらに、「Voice Drive」や「Voice Voltage」、「Super Formant Shifter」といった新しいボイスエフェクターを組み合わせることで、初音ミクの可愛らしい声から、切ない表情、さらには怒った声やデスボイスまで、多彩な音声表現を実現できます。
「Automatic Control」で歌唱のハードルを下げる
新機能「Automatic Control」は、ユーザーが自分好みの歌唱スタイルやニュアンスを簡単に設定できる支援機構です。この機能を使えば、ピッチカーブの種類やビブラートの深さ、声色などを自動的に調整でき、複雑な設定をせずとも理想的な歌声をすぐに得られます。たとえば、歌唱スタイルには「アグレッシブ」や「ナチュラル」、「シンプル」などが用意され、それぞれ異なる歌声を簡単に選ぶことが可能です。ニュアンスの設定についても「ダイナミック」や「ニュートラル」、「バーチャル」という選択肢があり、さらに声のビブラートの設定についてもユーザーの好みに応じた設定ができるため、音楽制作がこれまで以上にスムーズになります。
プロダクションに役立つツール
『初音ミク NT(Ver.2)』には、ボーカルエディター「Piapro Studio NT2」も同梱されており、メロディーや歌詞の入力を行うことで、「Automatic Control」が自動的に適用されます。このエディターでは、直感的な操作により、ピッチカーブや音声波形をグラフィカルに確認しながら、リアルタイムで編集が可能です。
これにより、クリエイターは効率よく、かつ自由に自分の音楽をつくり上げることができるようになります。アーティストとしての表現力を高めるために、どうぞ『初音ミク NT(Ver.2)』をお役立てください。
価格とお得情報
通常価格は19,800円(税込)ですが、過去に初音ミクの関連製品を購入したユーザーには優待価格の15,400円(税込)で提供されます。購入登録が必要なので、対象ユーザーはぜひお得な販売を利用してください。特設ページでは、39日間の無料体験版も利用可能ですので、この機会に是非お試しを。
公式な情報やお問い合わせは、クリプトン・フューチャー・メディアの公式サイトをご覧ください。音楽制作を楽しむ方々にとって、『初音ミク NT(Ver.2)』は新たな創作のツールとして欠かせない存在となるでしょう。