手話付き『ピーター・パン』
2025-08-27 15:25:19

手話による新たな感動を届ける『ピーター・パン』公演レポート

手話による新たな感動を届ける『ピーター・パン』公演レポート



青山メインランドファンタジースペシャルブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』が、手話付き公演を実施しました。この取り組みは、聴覚障害を持つ方々が舞台を楽しむための様々なサポートを提供するものです。手話エンターテイナーの那須映里氏が舞台での手話表現を担当し、多くの観客に新たな視点から物語が届けられました。

さまざまな鑑賞サポートの内容



公演では、手話通訳スタッフが会場に配置され、観客がエンターテイメントを楽しむ上での支援が行われました。音の情報を伝えるため、手話演者が客席前方で台詞や歌の内容を手話で表現。また、日本語字幕タブレットの貸し出しや、アフタートークでは手話通訳及びリアルタイム文字起こし等、観客が理解しやすいように細やかな配慮がなされていました。

この公演の日程は2025年8月1日と8月3日で、手話専用の座席エリアも明けられ、メールでのチケット予約も受け付けられました。さらに、手話演者による主なキャラクターの手話ネームも事前に発表され、観客はスムーズに鑑賞体験ができました。

観客の声



この手話付き公演に参加した観客からは喜びの声が寄せられています。ある観客は、劇中の歌に対する手話表現に心を打たれ、「歌の気持ちが手話で伝わってきた」と感想を述べました。また、これまで手話付き公演を体験したことがある方も、「この公演が一番好きだった」と評価しています。

視覚的に楽しむ要素が大切であることを感じるレビューもありました。特に、那須氏の表情が感情を十分に伝えていたことに感動した人も多いようです。一方で、字幕タブレットについては、見やすさや表示のタイミングについて感謝の意が表される一方で、持ち運びの不便さも指摘されていました。手話と字幕の両方を活用することになり、双方向的な情報伝達が観客にとって非常に価値ある体験となったようです。

制作陣の努力と今後の展望



手話演者の那須映里さんは、手話表現をより良くするため、スタッフと共に多くの時間をかけて練習し、観客に納得のいくパフォーマンスを届けるため努力を重ねてきました。演出を担当した長谷川寧氏は、手話や字幕の導入がいかに観客の体験を豊かにするかを強調し、今後もこのような取り組みを続けていくことを約束しています。聴覚障害者も心から楽しむことができる舞台作品を今後も増えていくことが期待されます。

公演自体は2025年7月28日から8月6日まで行われ、東京国際フォーラムのホールCが会場です。公式HPでは、今後の公演に関する情報が随時更新されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。手話付き公演の成功を経て、より多くの方々が舞台に足を運んでくださることを心より願っています。


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