『極刑』の魅力
2025-06-04 10:52:43

東京農業大学で開催される参加型裁判演劇『極刑』の魅力とは

東京農業大学で上演される参加型裁判演劇『極刑』



2025年8月30日(土)、東京農業大学の世田谷キャンパスにて、参加型裁判演劇『極刑』の公演が決定しました。この演劇は、一般社団法人リーガルパークとの共催によって行われ、観客が裁判員として参加する珍しい形式の作品です。

講堂で行われるこの公演は、過去に横浜や松本などでも盛況を博した実績があり、特に東京農業大学での上演は期待が高まっています。教育的な観点から法について考えることを目的としたこの演劇は、リーガルパークの代表理事であり弁護士である今井秀智氏が深く関わっています。

演劇の内容と参加方法



『極刑』は観客が実際に判決を考える参加型の演劇です。裁判員候補者としての設定で、観客はルーレットくじ引きで選ばれた裁判員と共に法廷に座り、被告人や証人に質問を投げかけます。審理が終わった後は評議室に移り、全員で判決を下すというプロセスが待っています。選ばれなかった観客も、インターネットを通じて意見や質問を通じて参与できるため、実際の裁判と同様のリアルな体験ができるのです。

この体験を通して、観客は法律の実際を肌で感じ、自らの価値観や思考を広げるでしょう。

ストーリー概要



演劇の中心的なストーリーは、強盗殺人事件に基づいています。東京都大田区で発生した事件では、被告人が借金を理由に起こした犯罪が描かれ、観客はその複雑な事情を考慮して判断を下すことになります。果たして、あなたは彼をどう裁きますか?

このストーリーには人間の判断の難しさや、裁判制度の意義がしっかりと盛り込まれており、シリアスなテーマに触れながらも、参加者同士の議論が活発に行われることが期待されます。

草の根の法教育としての意義



この演劇は単なるエンターテインメントにとどまらず、法教育の一環としての役割も果たしています。平成21年に始まった裁判員制度を反映し、一般の市民が司法に参加することの重要性を再認識させるイベントです。特に、高校生も裁判員として選ばれるようになった昨今、若い世代に法の知識を提供し、将来の社会参加を促す意義があるのです。

約90分間の公演では、巧妙に設計されたシナリオに沿って進む中で、観客自身の考えが反映されることになります。実際にどのような質問をするのか、何に焦点をあてるのかは、参加者自身に委ねられています。

演技陣と公演情報



出演には、著名な女優竹下景子さんが母役として参加するなど、豪華なキャストも集結。彼女の実の息子である関口まなとさんとの母子共演も話題の一つです。この特別な公演に参加することで、普通では得られない貴重な体験を手に入れることができるでしょう。

一般公開公演は14時からの予定で、チケットはすでにカンフェティで販売中です。一般チケットと学生チケットが用意されているため、割安で参加できる絶好の機会です。

最後に



参加型裁判演劇『極刑』を通じて、あなたも自らの手で法を考える機会を得てみませんか?多くの観客が裁判員として選ばれる中で、どのような判断を下し、どんな意見が集まるのか、ここでの経験が今後のあなたの思いに影響を与えるかもしれません。ぜひ足を運んでみてください。


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