ブランデッドムービーと共に歩む未来
9月30日、赤坂インターシティAIRにおいて、ブランデッドムービーの制作技術を学ぶ「THINK by BRANDED」の発表イベントが行われました。主催は日鉄興和不動産株式会社で、これは同社が10周年を迎えるブランデッドムービーの祭典『BRANDED SHORTS』を記念し、年間を通じて実施されるセミナー&ワークショップシリーズの一環です。
当日のイベントには、SSFF&ASIA代表の別所哲也さんと、ビジネス映像メディアPIVOT株式会社のプロデューサーとして知られる国山ハセンさんが特別ゲストとして登壇しました。また、日鉄興和不動産の髙島一朗氏がコーディネーターとして進行役を務めました。
プロジェクトの背景とブランデッドムービーの魅力
髙島氏は自社のブランディングに対する姿勢を語り、自ら制作したブランデッドムービー『I THINK』に触れつつ、「考え続けることが大切で、それをどのように表現し、伝えていくかを参加者と共に考えていきたい」と語りました。
国山さんは、ブランデッドムービーの深いメッセージ性や情報の伝達力について触れ、「広告的な押し付けではなく、視聴者に伝わるメッセージが重要」と訴えました。別所さんも、「このプロジェクトを通して、一緒に考え、仲間を作りたい」と期待を寄せています。
セミナーの詳細と今後の計画
「THINK by BRANDED」プロジェクトでは、全5回のセミナーが予定されています。第1回目は10月22日にSSFF & ASIA 2025秋の国際短編映画祭で開催される予定で、テーマは「企業の“人格”を映像で伝える」です。著名な審査員も講師として招かれ、最新のブランデッドストーリーを学ぶ貴重な機会です。
今後のセミナーでは、自社のサービスやブランドの物語を掘り下げ、企業の目的を映像に翻訳する方法やブランデッドムービーの広報戦略などが取り上げられます。最終的には、これらの学びを集大成として、参加者が自身のブランディングムービーの企画書を作成することを目指します。
映像ブランディングの新しい可能性
さらに、9月30日のオープニングイベントでは、ブランデッドムービーのトレンドを掴むための上映も行われ、注目されたのはイギリスやカナダの作品を含む3つの映像です。特に、国山さんが言及した『I THINK』は温かいメッセージが込められており、地域とのつながりを大切にした内容が高評価を得ました。
このように、ブランデッドムービーは企業と地域が共創する新たなブランディング手法として注目されており、今後のセミナーやイベントに期待が寄せられています。これらの活動が、視聴者に感動を与える映像のさらなる可能性を広げていくことでしょう。