実験的デザインを体現するmù_lab.の最新作
2024年に開始されたファッションブランド「mù_(ムー)」は、実験的なプロジェクトライン「mù_lab.」から最新作「PLEATED CARGO TROUSERS / mù_lab.#005 LEOPARD CAMO」を発表しました。本作は、ブランドの理念である“生地から考える服”を体現した革新的なカーゴパンツです。このパンツは、構築的なプリーツとカーゴスタイルのディテールを見事に組み合わせています。すべての工程は、ブランドの拠点である神宮前の地下アトリエで行われ、国内素材と縫製にこだわりを持つ「mù_」ならではのファッションがここにあります。
シルエットとディテールへのこだわり
このパンツの魅力はただの太さではありません。人間の体にフィットする立体的なシルエットを実現するために、デザインにこだわりが詰まっています。ウエストは、キックバックの強いゴムを使用しているため、すっきりとした印象に仕上がっています。また、特徴的なスリータックが段階的に配置されており、ヒップからワタリにかけては柔らかく丸みを帯びたラインが際立ちます。裾口に施された逆向きの深いタックにより、テーパードシルエットが強調されており、洗練された印象を与えています。
レオパードで演出する個性
本作では、レオパード柄をカモフラージュ柄としてナチュラルに融合させる試みがなされています。縫製後にレーザーで柄を照射し、硫化染料の落ちにくい特性を利用することで、これまでにない柄の表現を実現しています。遠目にはカモフラージュ模様のように見え、多くのテストを経て完成に至ったこのアイデアは、ミリタリー風のテイストを持つブランドの特徴を引き立てています。
“余白”を生むデザイナーの意図
このパンツの特徴は、内側やポケットフラップ裏に柄を入れず、あえて不完全な部分を持たせることで多くの職人の手による温かみを表現しています。デザイナーは、着る人自身が洋服を楽しむことで、服は完成するという考えを重要視しています。押し付けがましくなく、自由度を持たせたデザインは、まさにmù_の核心を表していると言えます。
デザイナーの情熱を届けるYouTube
ブランドの公式YouTubeチャンネルでは、デザイナーの木村氏がこのパンツに込めた思いや、実際の着用シーンを交えながら服が「生まれる」過程を紹介する映像が公開されています。見る人々にとって、ただのファッションアイテム以上のものとして、このパンツがどれだけ特別であるかを感じる貴重な機会となるでしょう。
製品情報
- - サイズ展開: S~XL
- - 価格: 44,000円(税込)
- - 発売日: 2025年8月1日12:00
- - 店舗限定販売商品(数量限定、ロットナンバー入り)
mù_のブランドについて
東京発の「mù_」は、国内の素材を使用し、丁寧な縫製による製品開発を行っています。デザイナーの木村氏は、ハイファッションとフォーマルを融合させるスタイルに通じており、経験を活かした独自の視点で洋服作りを続けています。自身が持つブランド名は、彼のニックネームに由来し、無意識のうちに身近に感じてもらいたいという願いが込められています。
詳しい情報は、公式サイトやInstagram、YouTubeなどでぜひチェックしてください。
この新作カーゴパンツは、日常に寄り添いつつもユニークな存在感を放っており、あなたのワードローブに新たな彩りを加えることでしょう。