ぴあ関西40周年記念！七月大歌舞伎「船乗り込み」

2023年7月1日、ぴあ関西40周年を祝う特別なイベントが行われます。それは、江戸時代から受け継がれている古式ゆかしい歌舞伎行事「船乗り込み」です。これに合わせて、ぴあ船が20年ぶりに出航し、賑やかな夏の始まりを告げることでしょう。

その後、7月5日からは大阪松竹座で「七月大歌舞伎」が幕を開けます。今年の公演は特に注目されており、295年の歴史を持つ八代目尾上菊五郎と11歳の六代目尾上菊之助の親子襲名披露が行われます。片岡仁左衛門や中村鴈治郎、中村扇雀など、多彩な顔ぶれの俳優たちが一堂に会し、観客を魅了することでしょう。

演目も非常に豊富です。「羽根の禿（はねのかむろ）」では、六代目菊之助が遊女見習の禿を演じ、江戸吉原の雰囲気を存分に表現します。「うかれ坊主」では、八代目菊五郎が滑稽な願人坊主を演じ、高度な技術が求められる美しい舞踊を披露します。また、「梅雨小袖昔八丈」では、小悪党・髪結新三として、江戸時代の魅力的な世話物を楽しむことができます。

渡辺保の「土蜘」は、尾上菊五郎家に伝わる演目の中でも特に名高い舞踊劇です。叡山の僧を演じる八代目菊五郎と、侍女・胡蝶を演じる六代目菊之助の絶妙な演技が観客を引き込みます。

「船乗り込み」のイベントは、7月1日午後1時30分に本町橋で集合し、午後2時20分に出航予定です。当日は、歌舞伎俳優たちが乗る船に新たな試みを加え、鐘や太鼓の音色が響く中、夏の風情を存分に楽しむことができます。乗船券は抽選での販売となっており、七月大歌舞伎のチケットを購入した方のみが申し込むことができる特別な機会です。

チケットはすでに販売されており、一等席は22000円、二等席は11000円、三等席は6000円です。また、公演は2023年7月5日から24日まで行われ、10日と17日は休演日となります。この特別な夏の体験をぜひお見逃しなく！

【公演詳細】

- 日時: 2023年7月5日～24日、昼の部は11時、夜の部は16時30分から
- 会場: 大阪松竹座
- 主な出演者: 八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助、片岡仁左衛門、中村歌六、中村鴈治郎など
- チケット購入は公式サイトから可能です。

この夏の文化体験として、ぜひ「七月大歌舞伎」に足を運んでみてはいかがでしょうか。音楽や舞踊、伝統文化の魅力が詰まった素晴らしいイベントが待っています。