南果歩が語る「還暦スマイル」の真髄
俳優の南果歩が新たに出版したエッセイ『還暦スマイル 〜人生を笑顔で生きるために必要なこと』が、いよいよ2026年2月18日に発売される。この書籍では、彼女が50代に経験した様々な試練を経て、どのように60歳という節目で笑顔を取り戻したのかが語られている。その中で、彼女が強調するのは「役割」に縛られた現代の女性たちへのメッセージだ。
「役割」を手放す勇気
南果歩は自身の経験を通して、女性たちが家庭内や仕事で果たす多くの「役割」に縛られている現状に警鐘を鳴らしている。特に、母や妻、仕事の責任者としての自分に悩む女性たちが、自分を後回しにすることが当たり前になってはいないかという問いを投げかける。「何でもいいよ」と周囲に合わせることで自己を犠牲にすることが、心に重い影を落としがちである。
南さん自身も、かつてはそのような立場に立たされていた。彼女は2016年に乳がんを患い、その後の元夫の不倫報道により、重度のうつ病を経験。そして2018年には2度目の離婚を経験する。いわば、試練の50代を送った彼女がどのようにして新たな自分を見つけたのか。その過程は、数々の悩みや痛みを伴ったものであった。
還暦は新たなスタート
しかし、60歳の還暦を迎えるにあたり、南さんは肩書きや役割から解放され、「一個人」としての自分に還ることを選んだ。還暦とは、十干十二支が60年で一巡し、赤ちゃんに還る意味をもっている。この瞬間を生きながら、彼女は自分の望みに目を向けることの大切さを再認識する。
「人生はいつからでも改善できる。一歩ずつ前に進むことで、自分の好きなことを大切にできる」と南果歩は語る。この言葉は、特に長い間ガマンを美徳としてきた世代の女性にとって、大きな勇気を与えるものだ。
毎日を楽しむための工夫
南果歩が笑顔を取り戻すために実践しているいくつかの方法を紹介しよう。まずは食事。彼女は食べることの重要性を説いており、心身が疲れているときこそ自分を労わる食の取り方が必要だと考える。また、10年ぶりにスキーに挑戦するという「挑戦」の楽しみも綴っており、人生の新しい一面を発見する喜びを体験している。
さらに、美容については、首のしわに注意を向け、その変化を楽しむことを提案。年齢を重ねることをポジティブに捉えることが、彼女の美学である。
そして、何より大切なのは「一人旅」を通じて直感を取り戻すことだ。誰のためでもない自分の「好き」を優先することで、感受性が広がっていくのだという。
南果歩からのメッセージ
最後に彼女は、「笑顔は最強の武器です。心からの笑顔は、人との距離を縮め、他者の心を解きほぐします」と力強く語る。この言葉こそが、彼女の生き方そのものであり、気づくことの大切さを示唆している。
そんな南果歩の新刊『還暦スマイル』は、彼女自身の人生の知恵が詰まった価値のある一冊だ。ぜひ手に取ってみてほしい。
書籍情報
- - タイトル: 還暦スマイル 〜人生を笑顔で生きるために必要なこと
- - 著者: 南果歩
- - 定価: 1,870円(税込)
- - ページ数: 192ページ
- - 発売日: 2026年2月18日
- - 出版社: 小学館
- - 書籍詳細ページ
著者プロフィール
南果歩は、1984年の映画『伽倻子のために』でデビューし、以来、テレビや映画、舞台で幅広い活躍を続ける俳優である。近年では、Apple TV『PACHINKO』などの作品に出演し、ピンクリボン活動に力を入れている。彼女の挑戦が続く。