OTBグループ、メキシコ市場への進出を発表しビジネス拡大を図る

OTBグループ、メキシコ市場への進出を発表

国際的なファッションとラグジュアリーの著名なグループ、OTBは、待望のメキシコ市場への進出を公式に発表しました。OTBは、Diesel（ディーゼル）、Jil Sander（ジルサンダー）、Maison Margiela（メゾンマルジェラ）、Marni（マルニ）、Viktor & Rolf（ヴィクター＆ロルフ）を傘下に持つブランド群の他、米国のAmiri（アミリ）にも投資を行うなど、世界的に顧客の信頼を集めています。今回のメキシコ進出は、米国およびカナダに続く、北米市場での重要なビジネス基盤の強化を目的としています。

OTBの進出計画は、同社の長期的な戦略である直販チャネルへの投資に基づいており、成長が期待される国々でのビジネス機会を見越して展開していくものです。この動きにより、メキシコ国内での小売事業の拡大が期待され、多様な製品が提供されることで、地元の顧客に新たなスタイルの提案を行うことが可能になるでしょう。

OTBは2024年内に現地法人を設立し、Diesel、Jil Sander、MarniとMaison Margiela（MM6を含む）を中心に、自社ブランドの直営店展開を計画しています。この他にも、オンラインとオフライン両方の流通チャネルを強化し、マーケティング活動の充実を図ることも宣言しています。

OTBグループの創業者であり会長のレンツォ・ロッソは、「メキシコは独自のスタイルと活気に満ちた創造性と文化の重要な拠点である」と話し、地域に拠点を設立することが、ブランド成長における重要なステップであり、地元の顧客との繋がりを深める手助けをするとしています。

OTBの新たな事業拠点はメキシコシティに設けられ、主要な投資がここに集中する予定です。また、OTBはEl Palacio de Hierro（エル・パラシオ・デ・イエロ）との提携を通じて、Guadalajara（グアダラハラ）、Monterrey（モンテレイ）、León（レオン）、Cancún（カンクン）、Puebla（プエブラ）、Querétaro（ケレタロ）などの他の都市でも、高級店や店舗内ショップを展開し、さらなるビジネスの拡大を目指しています。

OTBグループは、7,000人を超える従業員を擁し、持続可能なビジネスモデルの追求と共に社会問題にも目を向けた活動を行っています。その姿勢は、消費者重視のデジタル戦略を基盤にしたものであり、豊富なブランドラインナップからは多岐にわたるスタイルが選ばれることでしょう。今後のOTBの動向に、ファッション業界の関心が寄せられています。