Ooochie Koochie武道館
2025-11-17 18:48:54

新たな音楽の地平を切り拓くOoochie Koochieの日本武道館公演

音楽界の重鎮、奥田民生と吉川晃司の奇跡のユニット「Ooochie Koochie」が日本武道館で魅力的なパフォーマンスを披露し、観客を惹きつけました。彼らは共に広島で生まれ育ち、長い活動の中で共演する機会がなかったものの、近年のフェスでの出会いを経て実現したこのユニット。待望の全国ツアーは地元広島からスタートし、大晦日公演を含む全8公演を実現しました。

2025年の9月11日とその翌日の公演、それはOoochie Koochieの全国ツアーの集大成とも言えるものでした。ライブが始まると、会場は熱気に包まれ、二人がステージに登場する瞬間から拍手と歓声が鳴り響きます。初めに披露されたのは、エッジの効いたサウンドが特徴的な「おちこち」。続いて「Do The Shuffle」に続く演奏は、70年代ハードロックを思わせる迫力ある内容でした。二人のユニゾンが、観客の心に強い感動を与え、大いに楽しませました。

続いて披露された「Three Arrows」では、サンフレッチェ広島への思いとともに、戦国時代の「三矢の訓」を引用し、広島から日本全体にエールを送るメッセージが込められました。ライブの演出も息をのむほど素晴らしく、幾つものミラーボールが輝きわたり、都会のディスコのようなロマンチックな空間を作り出しました。

「GOLD」では、観客を巻き込んだダンスパフォーマンスが展開され、奥田はハンドマイクで自由に踊りながらギターを弾く吉川との息の合った演奏が光りました。実際、このパフォーマンスは二人の魅力を最大限に引き出し、観客全体に喜びを共有させるものでした。

さらに、ダンスミュージックの名曲「Dancing Queen」のカバーや、デヴィッド・ボウイの「Let’s Dance」では観客も一緒に楽しむ姿が見られました。観客がみるみるうちに一体感を生み出し、音楽の力を感じさせる瞬間となりました。

ユニットの魅力は、代表曲の相互交換にも見て取れます。吉川の「LA VIE EN ROSE」を奥田が歌い、奥田の「Maybe Blue」を吉川が受け継ぎ、双方の歌声が新たな感動を生みました。その様子は、共に築いてきた音楽の歴史を映し出します。

特に印象的だったのが、ヒロシマに根を持つ者なら避けて通れないテーマを浮かび上がらせた「リトルボーイズ」です。郷愁を誘うメロディに込められた想いは、還暦を迎えた二人だからこそ表現できる深いメッセージでした。ペースが上がり、クライマックスに向かっていく中で、「ショーラー」や「Rock and Roll, Hoochie Koo」などが披露され、会場全体が最高潮の盛り上がりを見せました。

また、アンコールではそれぞれの代表曲が披露され、互いへのリスペクトを示す素晴らしい瞬間がありました。二人が並ぶ姿は、音楽の力を実感させます。相反するスタイルを持つ二人が織りなす音楽は、まさに大人のロックンロール。このユニットが生み出す新たな音楽表現に、今後の活動が非常に楽しみです。

Ooochie Koochieの由来には、「遠いところと近いところ」、「昔と今」、「現在と将来」という意味が込められています。彼らの音楽は、ルーツを振り返りながら、新たな表現を生み出す成長の証でもあります。すべての観客に感謝を捧げつつ、Ooochie Koochieの今後の展開を期待せずにはいられません。今後の活動に注目し、再び彼らの音楽に触れる機会を心待ちにしたいと感じるライブでした。


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