やよい軒がインドネシアで好スタート海外展開を加速中

やよい軒がインドネシアに新たな店舗を開店

日本の人気定食チェーン『やよい軒』が、新たにインドネシアで1号店をオープンしました。国内で361店舗、海外で249店舗を持つ同社は、国際的な市場にも積極的に進出しています。インドネシアは2023年時点において約2.8億人の人口を抱えるASEAN最大の経済大国であり、多くの可能性を秘めています。今回の出店を契機に、さらなる市場拡大を目指す意向を示しています。

インドネシア市場の魅力

インドネシアの人口は世界第4位を誇り、経済成長率も安定しています。特に、平均年齢が約30歳という若い世代が多く、今後の人口増加も見込まれています。経済成長に伴い、国民の所得も増加し、外食を楽しむ文化が根付いているため、やよい軒のメニューが需要を持つことは間違いありません。

インドネシア人は外食に対する期待が高く、ショッピングモールなどで食事をすることが一般的です。そのため、やよい軒が提供する日本式の定食が受け入れられる可能性は非常に高いと考えています。実際、ガンダリアシティモールに立地する1号店は、既にフィリピンやマレーシアの平均売上を超える結果を出しており、順調なスタートを切っています。

店舗のデザインとサービス

やよい軒の店舗は、日本の和の文化を基調としたデザインになっており、訪れる人々にリラックスした食事の場を提供しています。タブレットによる注文システムを導入しており、キャッシュレス関連のサービスが整っているため、スムーズな食事体験が可能です。店内の席数は77席で、居心地の良い空間を演出しています。

メニューの充実と価格帯

メニューは、「和の定食」を中心に構成されており、バランスの取れた食材が使用されています。肉や魚、野菜を豊富に取り入れた定食は、日本の味をそのまま提供しており、オープン時には18種類の定食や重（丼）7種類、うどん2種類と幅広いラインナップが揃っています。定食の価格は600円から1600円ほどで、日本の定食と同様の価格帯を維持しつつ、現地のニーズにも応じた設定になっています。

例として、すき焼き定食は約1420円、ひつまぶし定食は約1560円、サーモンカツ定食は約1170円で提供されており、手頃な価格で本格的な日本食を楽しむことができます。

今後の展望

今後、やよい軒はインドネシア国内において5年以内に10店舗の開店を目指す計画を立てています。国際的な成長戦略として、これまで培ったノウハウを活用することで、さらなる成功を引き寄せることが期待されています。インドネシア市場での成功が、他のASEAN各国への展開の弾みとなるのは間違いありません。

これからも日本のおいしい食文化を広め、現地の人々に喜ばれるサービスを提供し続ける『やよい軒』の今後の展開に目が離せません。