クリスチャンルブタン「Sartorial」ラインパリでの特別展示を開催

クリスチャンルブタンが贈る「Sartorial」ラインの特別展示

2025年6月、パリのメンズファッションウィークに合わせて、「クリスチャンルブタン」がホテル・ド・クリヨンにて「Sartorial」ラインの特別展示を行いました。歴史的な重みを持つこの場所で、ブランドのクラフツマンシップと美意識が集結し、訪れた人々を魅了しました。

展示のオープニングは「Salon des Batailles」から始まり、ここでは熟練の職人たちが3つの主要技法を駆使したデモンストレーションを披露しました。特に注目を集めたのは「La Patine」と「Le glacage」で、これらは「Chambeliss」ラインに見られる独特の立体感と光沢を生みだします。この展示会では、職人の技術と情熱が生き生きと伝わる瞬間がありました。

また、パリの名門アトリエ「メゾン・ルサージュ」による、蝶をモチーフにした限定モデル「Farfajour」と「Farfanuit」も作品として登場しました。4層のオーガンザに金属糸やスパンコール、グラスビーズ、ラインストーンが贅沢に施されており、まるで身にまとう芸術作品のようです。こうした豪華な装飾は、職人技への敬意を示すとともに、来場者の視線を一瞬にして引き付けました。

続いて「Salon des Aigles」では、4名のパフォーマーが「Sartorial」ラインを象徴するスタイルをまとい、「ダンディな男性の24時間」をテーマにしたパフォーマンスを展開しました。会場の両側には「Vitrines l’Éclaté」と題されたアートピースが配置され、「Farfaman」や「Farfarock」に込められた高度なクラフツマンシップを視覚的に解説し、観客に新たな視点を提供しました。

パフォーマーたちが身に着けたのは、乗馬ブーツにインスパイアされた「Lord Chamb」を始め、モアレのグログランリボンが特徴的なモカシン「O Louvre」、ラインストーンと精巧なレザーカットが施された「Circus Booty Perla」など、コレクションの代表作でした。「Circus Booty Perla」は、スエードに10,000個のラインストーンとパールをあしらい、遊び心あるデザインで目を引きました。

最終章を飾る「Salon Marie-Antoinette」では、Chambelissラインが再登場しました。この空間では、18世紀の王妃マリー・アントワネットがピアノの稽古をしていたことでも知られる場所が、ビリヤード台を模したテーブルに「ChambelissDerby」、「Chambelimoc」、「Chambelimonk」、「Chambeliss Night Strass」といったモデルを並べ、華やかさを演出しました。特に注目すべきは、メタルピン「Chambelink」で、これは伝統的なシャツのカラーピンから着想を得たもので、ジュエリーのような美しさを添えます。

クリスチャンルブタンのメンズ「Sartorial」プレゼンテーションは、ブランドの豊かな伝統、創造性、そしてクラフツマンシップを称える祝祭となりました。出演者たちによる身体表現と卓越した職人技が見事に融合し、訪れた観客に timelessなエレガンスを届けました。この展示会は、クリスチャンルブタンが伝統を現代的な視点で再解釈する姿勢を余すところなく示しています。

クリスチャンルブタンとは

クリスチャンルブタンは1991年にパリの中心地に誕生し、シューズブランドとして瞬く間に多くのファッションラバーを魅了しました。そのシグネチャーである「レッドソール」を纏ったウィメンズシューズからスタートしたこのメゾンは、以後メンズコレクションやビューティーライン、アイウェアまで展開し、その世界観を広げ続けています。現在では、シューズやレザーグッズ、アクセサリーなど、さまざまなアイテムを提供し、世界中の150以上のブティックでその魅力を発信しています。詳細は公式サイトを訪れてみてください。