俳優や映画監督に加え、ミュージシャンとしてもその才能を発揮している水谷豊が、28年ぶりに古巣のフォーライフから新曲「思い果てるまで」をリリースすることが決まりました。彼の音楽キャリアのスタートは1977年に遡り、デビューシングル「はーばーらいと」によって幕を開けました。その後も「表参道軟派ストリート」や、「熱中時代・刑事編」の主題歌「カリフォルニア・コネクション」などで数々のヒットを飛ばしてきましたが、1988年に「愛してると言ってくれ」を最後に、しばらくの間音楽活動から遠ざかっていました。
しかし、時は流れ、28年の歳月を経て彼はついにフォーライフから新たな楽曲を発表する運びとなりました。「思い果てるまで」というこの新曲は、水谷自身が作詞・作曲を手がけたもので、彼にとっては1977年の「心のままに」、1983年のドラマ主題歌「何て優しい時代」、さらに2009年の「シルエット」に続く4作目となります。
楽曲の魅力を一層引き立てているのは、カシオペアの現メンバーであり、国内でも名高いアレンジャーの安部潤がベースで参加したことです。また、ギタリストの伊藤ハルトシや女性パーカッショニストの小野かほり、サックス奏者の竹村直哉をはじめとした優秀なミュージシャンたちが一堂に介し、彼らが作り出すホーンセクションも圧巻のクオリティです。アレンジを担ったのは、水谷豊監督の作品「太陽とボレロ」や「ピッコラ・フェリチタ」で音楽監督を務めた山元よしき、ミキシングエンジニアには森元浩二が名を連ねています。
「思い果てるまで」は、力強くダンスしやすい楽曲になっており、アーティストとしての水谷豊の新たな始まりを感じさせる作品になっています。この楽曲は、彼が自身の映画「Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」の挿入歌としても制作されており、映画は4月24日に公開予定です。この作品では、人生の岐路に立つ人々の4つの物語が描かれ、監督を務める水谷は、企画、脚本、プロデュース、主演という5つの役割を一手に担っています。
彼が掲げたテーマは「ART(アート)」であり、美しさを重視した作品作りに挑戦しています。新曲初披露は、NHK-BSの特番「ふたりフェス」において行われ、宇崎竜童との共演により、二人の50年近い音楽人生を振り返る貴重な機会となります。この番組は、3月29日と4月3日に放送予定です。
さらに、水谷豊の最新著作「YUTAKA MIZUTANI」が今後リリースされる予定であり、彼の多才な活動は今後も目が離せません。音楽、俳優業、執筆活動、映画監督といった様々なジャンルでの彼の歩みは、ますます注目を集めることでしょう。