グランドセイコーがミラノデザインウィーク2025に出展
セイコーウオッチ株式会社が、2025年4月7日から13日までイタリアのミラノで開催される世界最大のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2025」に出展することが決定しました。グランドセイコーは2023年からこのイベントの公式タイムキーパーとして参加しており、今回は日本を代表するデザイナー、吉岡徳仁氏とのコラボレーションによる新たな展覧会「TOKUJIN YOSHIOKA ‒ Frozen」が開催されます。
グランドセイコーと吉岡徳仁
グランドセイコーは「THE NATURE OF TIME」というフィロソフィーのもと、日本の自然や季節の移ろいからインスピレーションを受け、時の本質を追求してきました。特に、吉岡徳仁氏とのコラボレーションによって、これまでの作品とは異なる視点から水をテーマにしたインスタレーションが生まれます。吉岡氏は光を素材に、形を超えた作品を次々と発表しており、彼の作品は国内外で数多くの賞を受賞しています。
新作「水の椅子(Aqua Chair)」は、水の流れを感じさせる造形が特徴で、時の流れと調和しながら動く秒針を持つグランドセイコーの高精度なスプリングドライブ機構を搭載したモデルと共に展示されます。
展覧会の詳細
展覧会の会場は、歴史的な建物であるパラッツォ・ランドリアーニ。一般公開は2025年4月8日から13日までの間、毎日11:00から21:00まで行われます。メディア関係者向けのプレビューは4月7日に行われる予定です。
- - 展覧会タイトル: TOKUJIN YOSHIOKA ‒ Frozen
- - 主催者: Grand Seiko Europe S.A.S.
- - 会場: Palazzo Landriani
- - 住所: Via Borgonuovo, 25, 20121 Milano, Italy
吉岡徳仁氏について
吉岡徳仁氏は、1967年に生まれ、倉俣史朗や三宅一生の指導を受けた後、2000年に自身のデザイン事務所を設立しました。彼の代表作には、東京2020オリンピックの聖火リレートーチ、パリのオルセー美術館に展示されるガラスのベンチ「Water Block」などがあります。
このような国際的な評価を受けている吉岡氏が、新たに水というテーマに挑むことにより、どのような作品が生まれるのか、多くの人々が期待を寄せています。
グランドセイコーの高み
グランドセイコーは1960年の誕生以来、時計の正確さや視認性、美しさにこだわり、進化を遂げてきました。「THE NATURE OF TIME」というフィロソフィーには、日本の自然と季節の変化への深い感受性が織り込まれています。特に、スプリングドライブ機構は、機械式時計と電子時計の良い点を融合した画期的な技術で、安定した高精度を実現しています。この技術は、特に流れるような秒針の運びにおいて、その洗練された美しさを際立たせています。
ミラノデザインウィーク2025でのグランドセイコーと吉岡徳仁のコラボレーションは、デザインとアートの新たな可能性を示す重要なイベントとなることでしょう。多くの来場者がその独創的な作品を目にすることを期待しています。