日本コロムビアが「COLOWORKS」を開始
日本コロムビアグループ株式会社(通称NCG)が、AIクリエイティブに特化した新しい拠点「COLOWORKS」を正式に始動しました。このプラットフォームは、AI技術を活用するアーティストとクリエイターをつなぎ、新しい表現を実現する共創型のハブとして位置付けられています。
「COLOWORKS」では、AI映像、AIアート、AIサウンド、AI広告といったさまざまな領域で、表現を求めるアーティストや企業と、高いスキルを持つAIクリエイターが出会い、共に新しいプロジェクトを進めることを目指しています。この試みは、最近のAI技術の進化により可能となったもので、音楽業界を含む幅広いクリエイティブ産業に新たな風を吹き込むことが期待されています。  
 プレローンチ第1弾:細川たかしの『カムイ岬』
今回の「COLOWORKS」のプレローンチにあたる第1弾企画として、演歌歌手の細川たかしの芸道50年記念曲、『カムイ岬』を題材にした公式ミュージックビデオ制作が発表されました。このプロジェクトは、彼の本人の意向を受けており、アーティストチームが「COLOWORKS」を通じて映像クリエイターを募集し、AI技術を駆使した新しい映像表現を模索していくものです。
このミュージックビデオは2026年1月7日にリリース予定で、クリエイターはAI技術を活用して独自の映像表現を展開することが求められます。参加希望者は、2025年11月10日23:59までにエントリーする必要があります。また結果は2025年11月17日から21日の間に通知される予定です。
 COLOWORKSの目的と今後の展開
「COLOWORKS」は、AIクリエイティブのプラットフォームとして、NCGが運営するAIクリエイティブコンテスト「COLOTEK」のDiscordコミュニティ内で展開中です。このプラットフォームの目的は、AIを活用した新たな表現を求めるアーティストと、技術に精通したクリエイターが対等に共同でプロジェクトを進行できる土壌を作ることです。
今後は、さらに他社のアーティストによる作品や企業案件も展開予定で、音楽業界にとどまらず、多くのクリエイティブ産業におけるAI時代の発展にも寄与することが見込まれています。
また、「COLOTEK」はこの活動の一環であり、AI技術を音楽制作に取り入れるコンテストです。急速に進化するAI技術を駆使し、音楽制作に新たな可能性を開くことを目的としています。  
 企業情報
日本コロムビアグループ株式会社は、音楽とテクノロジーの革新を牽引する次世代型クリエイティブプロデュースカンパニーであり、AIを基盤とした新たなエンターテインメントを提供しています。所在地は東京都港区南青山で、代表取締役社長は佐藤俊介氏です。 
日本コロムビアグループの公式サイト: こちら
最新のトレンドを捉えた「COLOWORKS」の立ち上げは、業界に刺激を与え、今後のAIクリエイティブの進化に期待が寄せられています。