母と娘、愛と痛みの物語を描く舞台『リンス・リピート』日本初上演

舞台『リンス・リピートーそして、再び繰り返すー』日本初上演決定！

2025年4月から5月にかけて、オフ・ブロードウェイでの話題作が日本に初上陸します。舞台『リンス・リピート』は、母から娘に受け継がれる愛と痛みの物語を描いており、特に摂食障害という現代の家族問題に焦点を当てています。この作品は2019年にオフ・ブロードウェイで圧倒的な評価を得たもので、今、このメッセージが日本の観客に届くことが待ち望まれています。

キャストと演出

演出は、若手ながら名誉ある第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した稲葉賀恵が務めます。キャストには、映像や舞台で幅広く活動する寺島しのぶが、キャリアを積む移民の母親・ジョーンを演じます。愛する娘・レイチェルには、話題の若手女優である吉柳咲良が配役され、さらに富本惣昭、名越志保、松尾貴史といった実力派が名を連ねます。

この舞台は、形式的な家族の愛や期待が、実は裏にある葛藤や苦悩によって複雑化されている様子をリアルに描き出します。特に、レイチェルの摂食障害を通じて、家族間のすれ違いや愛情の認識を問う重要なメッセージが発信されます。

ストーリー

物語は、大学生で摂食障害を抱えるレイチェルの帰宅から始まります。彼女は治療施設を経て、久しぶりに家族のもとへ帰ります。喜ぶ家族との食事を通じて、彼女は新たな自立を目指します。しかし、愛情あふれる母ジョーンの存在が次第に苦痛に感じ、家族との絆が危うくなっていくのです。この物語を通じて、稲葉演出家は人々の心の複雑さや、家族に対する期待と現実の矛盾を浮き彫りにします。

公演情報

東京公演

- 期間: 2025年4月17日(木)～5月6日(火・祝)
- 会場: 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

京都公演

- 日時: 2025年5月10日(土)・11日(日)
- 会場: 京都劇場

チケット情報

チケットはホリプロステージにて、先行販売が2月11日から開始。一般販売は2月19日から行われ、詳細は公式ページで確認できます。チケット価格は全席指定8,800円からとなります。特にU-25割引やYシートなど、様々なオプションも提供されます。

キャストのコメント

各キャストからは、役を演じることに対する意気込みが語られています。例えば、寺島しのぶは作品を通じて母と娘の特別な繋がりを感じ取ることの大切さを強調し、吉柳咲良は作品のテーマが自身と密接に繋がっていることを認識しています。また、他のキャストたちも家庭の葛藤や心の複雑さに真摯に向き合い、魅力的な演技を展望しています。