ヤマハの新たなデザイン承認
ヤマハ株式会社は、公益財団法人日本デザイン振興会による「2025年度グッドデザイン賞」において、電子ピアノTORCH『T01』、楽器演奏者向けアプリ『Extrack』、管楽器の梱包箱が受賞したことを発表しました。これに加え、電子ピアノのクラビノーバ『CLPシリーズ』がロングライフデザイン賞も手にしました。
受賞成果の背景
これまでヤマハは、デザインの領域を超えた革新性を追求してきました。1984年から継続して受賞しているこの賞は、当社の製品がいかに長年愛され続けているかを示す証拠でもあります。デザインに関する当社の哲学は、「本質を押さえたデザイン」、「革新的なアイデア」、「美しさ」、そして「社会的責任を果たすこと」が基盤となっています。それが今回の受賞に繋がったのです。
受賞製品のご紹介
電子ピアノTORCH『T01』
このモデルは、特に注目されるデザインとなっています。クラリネット等の木管楽器に用いる希少なグラナディラ木材を活用した黒い鍵盤が特徴で、環境への配慮も兼ね備えています。「おとの森」への取り組みを通じて、持続可能な製品開発を行い、演奏者に温もりを提供するデザインが施されています。これにより、プレイヤーは長く愛着を持って演奏を楽しむことができるでしょう。加えて、外装も自然素材を用い、手作業による仕上げが施されています。
アプリ『Extrack』
楽器演奏をサポートするこのアプリは、ユーザーが好みの楽曲を使って自分のペースで演奏できる革新的なツールです。音量調整やコード進行の表示も可能で、個人練習が単調になりがちな演奏者に新たな楽しみを提供します。直感的な操作性を持ったこのアプリは、初心者からプロまで幅広いユーザー層に対応しています。
管楽器の梱包箱
管楽器の梱包箱は、16年ぶりに再設計を行い、見た目の美しさと機能性を両立させたデザインに刷新されました。持続可能性を考慮した新しい梱包デザインは、楽器の価値を消費者に伝える役割も果たしています。開封する際の期待感を高めるため、箱のデザインにはこだわりが満載です。
さらなる展開
ヤマハは今後も革新に挑戦し続け、多角的な取り組みを通じて、今まで以上により良い楽器とサービスを提供していきます。そして、受賞作品は2025年11月1日から5日まで東京ミッドタウンで展示され、アプリ『Extrack』の独特なデザインも体験することができます。さらに、11月11日から23日にはGOOD DESIGN MarunouchiでTORCH『T01』の展示も行われます。
今後の展開にもご期待ください。