温浴施設の顧客体験
2026-03-26 14:00:10

温浴施設における顧客体験向上のためのデータ活用と分析結果

温浴施設における顧客体験向上のためのデータ活用と分析結果



温浴施設の選択に影響を与える要素は、単に設備だけではありません。心理的要因も大きな役割を果たしているのです。最近、株式会社ファンくると全国温浴施設協会が共同で実施した「スーパー銭湯についての消費者調査」の結果が注目されています。調査の成果を受けて、2026年2月16日に東京プリンスホテルで行われた「全国温浴施設協会 第6回会員交流会」では、ファンくるの山口敬人社長が講演を行いました。テーマは『消費者モニター調査から見る温浴施設の現状〜データが暴く「おふろ」の誤解と勝機〜』です。

調査の概要と方法


この調査は、全国に登録している「ファンくる」の会員をターゲットに行われ、合計で1,718名の有効回答が得られました。年齢層(20代以下、30代、40代、50代、60代以上)や最近一年間での利用経験に基づき、消費者インサイトを抽出する方法が採用されています。

特に、消費者を4つの客層に分類し、来店頻度と意向による分析を行いました。これにより、各客層のニーズや改善策の提示が可能になっています。

客層の分類


アンケートの結果、消費者は以下の4つの客層に分けられました:
  • - A. 岩盤層
  • - B. 離反予備層
  • - C. 興味有層
  • - D. 忌避層
この分類により、それぞれの客層が求めている要因や障害について深く理解することができます。

主な分析結果


1. 清潔感が最重要課題


全客層に共通して見られたのは、「清潔感」が最大の課題として浮き彫りになったことです。「床のヌルヌル」や「湯船に浮く髪の毛」など、衛生面に対する不満が多数寄せられました。この結果は、温浴施設が顧客満足度を高めるために最も重要な要素として、清潔さへの対応を強化しなければならないことを示しています。

2. 付加価値の提供


特にC層(興味有層)やD層(忌避層)は、「おふろ」だけではなく、体験型コンテンツに対しても高い関心を寄せていることが分かりました。これらの客層に対しては、季節の果物やハーブを使ったお風呂や、ご当地グルメ・名産品フェア、さらにはイベントやゲーム大会が有効だとされています。

3. 心理的ハードルの存在


さらにD層(忌避層)では、「他人の目」や裸になることへの抵抗感、マナーやルールの不明確さが、温浴施設への来店をためらわせる主要な要因となっていることが指摘されています。これらの心理的障壁をどのように解消するかが、今後の課題として示されました。

改善に向けたステップ


この調査を受け、温浴施設が踏むべき改善のステップが提案されています。
1. 不快の解消: 清潔感を徹底し、マイナス評価を払拭する。
2. 心理的ハードルの除去: ルールやマナーについての情報を適切に発信し、安心感を提供する。
3. アミューズメント化: 体験型コンテンツを充実させて、「わざわざ行きたい理由」を作り出す。

このように、温浴施設における顧客体験の向上には、データという客観的な指標を基にしたアプローチが不可欠です。本調査により得られた知見をもとに、全国温浴施設協会は業界全体の顧客体験を向上させるための取り組みを進めていく方針を示しています。
また、ファンくるはデータとテクノロジーを活用して、全国の温浴施設のCXの向上をサポートしていきます。

詳細な調査結果や自施設でのデータ活用について興味のある方は、ぜひファンくるへのお問い合わせをお待ちしております。


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