新しい安全対策を実現する「クールファンEP-LIGHT」
2026年4月末に発売予定の「クールファンEP-LIGHT」は、ミドリ安全株式会社が開発した新しいタイプの電動ファン付き作業服です。この製品は、ガス防爆ゾーン2および粉じん防爆ゾーン22に対応し、現在の業界で初めてとなる防爆作業服として注目を集めています。国際整合防爆指針(IEC 60079シリーズ)に従った型式検定を取得する予定でもあり、安全基準を満たした信頼性の高い製品です。
発売の背景と必要性
日本における熱中症の問題は年々深刻化しています。2024年には職場での熱中症による死傷者数が過去最多の1,257人に達しました。特に粉じん事故が発生する可能性のある環境では、既存の作業服と同じように電動ファン付き作業服を使うことができなかったため、多くの作業者が暑い環境に苦しんでいました。ミドリ安全株式会社は、これに対処すべく「クールファンEP」を2024年4月に導入し、さらに「クールファンEP-LIGHT」を新たに発表することに至りました。
クールファンEP-LIGHTの特徴
この新しい作業服にはいくつかの特長があります。まず、粉じん防爆技術においては、厳密な密閉構造を採用しており、粉じんの侵入を物理的に防ぎます。また、ガス防爆の技術も取り入れられており、ゾーン2において安全に使用できる設計となっています。軽量化に成功しているため、作業者の負担を軽減し、ストレスの少ない作業環境を提供します。
既存の製品との互換性
「クールファンEP-LIGHT」は、同社の他のクールファンシリーズウェアにも装着可能です。これにより、既存の作業服を持っている企業が新たにバッテリーとファンを導入するだけで防爆対応が可能となり、コストを大幅に削減できます。これまで対応していなかった粉じん環境での安全性を確保しながらも、移行が容易な点は大きな魅力です。
具体的な製品仕様
- - 防爆構造: ガス防爆(ゾーン2対応)および粉じん防爆(ゾーン22対応)
- - 最大風量: 55L/sを確保し、3段階のモード(強・中・弱)での調整が可能です。
- - バッテリー: リチウムイオンバッテリーを使用し、充電寿命は約3.3倍に延長。
- - 重量: ファンセットの総重量は約800g(バッテリー含む)
発売に向けた注意事項
新製品を使用する際は、作業現場の危険区域の分類を確認することが必要です。また、無線機の使用が影響する可能性があるため、事前に確認を行うことをお勧めします。最終的な製品価格は2026年春に発表予定で、全国のミドリ安全直営店や各ECモールで販売される予定です。
「クールファンEP-LIGHT」は、熱中症対策だけでなく、安全性も兼ね備えた製品として、今後の製造業の現場での使用が期待されています。これにより、作業者が安心して業務に集中できる環境が整うことを願っています。