春を寿ぐ雅楽
2025-12-05 15:43:14

新春の舞楽を彩る「太平楽」全編上演と子どもたちの舞の魅力

新春公演で「太平楽」をフル上演



2026年の新春を祝う雅楽公演『新春を寿ぐ雅楽』が、1月18日(日)に豊洲シビックセンターホールで行われます。この公演は多度雅楽会が主催し、古代の舞楽「太平楽」を全編上演する特別な機会となります。東京・江東区で行われるこのイベントでは、子どもたちの華やかな舞も見どころです。

チケットの購入情報



チケットは「カンフェティ」を通じて入手可能です。全国どこでも簡単に購入でき、価格は全席自由で2,000円(税込)です。詳細な情報は、公式ホームページや、公式YouTubeチャンネルをご覧ください。

子どもたちの舞の伝承



公演の第一部では、江東区の子どもたちが舞う「鳥」と「龍」の演目が披露されます。特に、「迦陵頻」と呼ばれる伝統的な舞は、極楽浄土に住む鳥の姿を模しており、華やかな衣装に身を包み、優雅な舞を舞い上げます。また、「納曽利」という舞では、雌雄の龍が戯れる様子が表現されます。子どもたちの情熱あふれる舞には感動を覚えることでしょう。

「太平楽」の魅力



公演の第二部は、最高格式の舞楽「太平楽」をフル上演します。「太平楽」は元々、天皇即位を祝うための舞楽として宮中でも演じられてきました。民間では、大阪の四天王寺や奈良の春日大社といった格式高い社寺でも上演されており、国家の伝統と権威を象徴する存在です。

舞人は金装飾の古代甲冑を身にまとい、華やかな演奏と共に太刀や鉾を振る舞います。「太平楽」は、「序破急」という構成で展開され、前奏が流れる中、舞人たちが舞台に揃います。

  • - 道行(みちゆき): 舞人が鉾を持って舞台に出る序章。
  • - 破(は): 鉾を天高く指し、地を突くダイナミックなシーン。
  • - 急(きゅう): 太刀を振って舞台を滑るように巡る激しい舞。
  • - 急重吹(しげぶき): 再び鉾を持って舞台に戻る場面。

各演目の中で、舞人たちは外向きに鉾を突くスタイルで舞い、戦がない平和な世界を表現しています。

20周年の記念公演



多度雅楽会は、地域の子どもたちに舞の技術を教え続けて20周年を迎えるに当たり、この重要な公演を東京で開催します。地域との交流を深め、太平楽の復興を目指す努力は、松平定信を顕彰する形で続けられています。最新の公演に向けた準備が着々と進行しており、見逃せないイベントになることでしょう。

まとめ



「新春を寿ぐ雅楽」公演では、伝統文化である雅楽を魅力的に楽しむことができる貴重な機会です。特に、子どもたちが大切に守ってきた舞をぜひ観に来てほしいと思います。新春の訪れを告げる華麗な舞楽「太平楽」と、地域の子どもたちの元気な舞をご覧いただき、感動のひとときをお過ごしください。

詳しい情報は、多度雅楽会の公式サイトをご確認ください。


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