2026年(第44回)毎日ファッション大賞、大賞受賞者発表
2026年10月31日、毎日新聞社が主催し、経済産業省が後援する「毎日ファッション大賞」の受賞者が発表されました。今年の大賞に選ばれたのは、CFCLの代表兼クリエイティブディレクターである高橋悠介さんです。この賞は、ファッション界での優れた業績を称えることを目的として設立され、今年で第44回を迎えました。
大賞受賞者:高橋悠介さんについて
高橋悠介さんは1985年に生まれ、文化ファッション大学院大学を卒業後、2010年に三宅デザイン事務所に入社。2013年からはISSEY MIYAKE MENのデザイナーとして活躍し、2020年にCFCLを設立しました。彼のデザイン哲学は、ニットの可能性を無限に広げ、機能性とデザイン性を融合させた新たな価値観を創出することにあります。パリ・ファッションウィークにも参加し、業界内外から高い評価を得ています。
CFCLは特に、製造から販売、リサイクルまで一貫した取り組みを行い、持続可能なファッションの未来を追求しています。また、9月には初のブランドブック『CFCL: Clothing for Contemporary Life』がリリースされ、今後の展開にも注目が集まっています。
新人賞と資生堂奨励賞:中島輝道さん
新人賞および資生堂奨励賞には、彗星の如く登場したデザイナー、中島輝道さんのデザインブランド「TELMA」が選ばれました。彼は1981年生まれで、アントワープ王立芸術アカデミーを卒業後、DRIES VAN NOTENにてウィメンズデザインを手がけ、その後日本に帰国し、ISSEY MIYAKEで更なる経験を積みました。22年に子のブランドを立ち上げ、素材から職人技までを反映させたものづくりが高く評価されています。
中島さんの作品には、日本の伝統を尊重しながらも現代的な調和を図った独自の視点が魅力です。彼のドレスは、豊かな表現力を持ち、今後の更なる成長が期待されます。
鯨岡阿美子賞:設楽洋さんと故・小室知子さん
今年の鯨岡阿美子賞はビームスの代表取締役社長、設楽洋さんと、故・小室知子さんが受賞しました。設楽さんは長年にわたり、ビームスを通じて日本のセレクトショップ文化を築いてきた立役者であり、その影響力は今なお強く残っています。
故・小室知子さんは、三宅デザイン事務所においてデザイナーやチーム全体を支える存在として、多くの人々の心に残る功績を残しました。
話題賞:デサント「新水沢工場」
さらには、話題賞にはデサントの「新水沢工場」が選ばれました。この工場は水沢ダウンの生産拠点として、生産数量ではなく質を重視したものづくりを展開しています。環境配慮から地域との共生も意識した工場作りが評価され、品質の高い製品を作り出す新たなモデルとして広まりつつあります。
毎日ファッション大賞の意義
毎日ファッション大賞は1982年に設立され、ファッション業界の振興と文化の育成に寄与することを目指しています。今年の受賞者たちは、各々の分野において新たな才能を輝かせ、次世代のファッション界へと道を広げています。受賞者へのインタビューを含む特集記事は、10月上旬の毎日新聞朝刊に掲載予定ですので、ぜひ楽しみにしてください。
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毎日ファッション大賞サイト