オフィスカジュアル時代の男性ファッション、女性の本音とは?
株式会社オンワード樫山が実施した新たな調査によると、コロナ禍以降、職場における男性の服装がカジュアル化しつつあるのが明らかになりました。この調査は、全国の20代から50代の女性220名を対象に行われ、彼女たちが感じる男性の服装に対する意見や印象について詳細を探っています。
職場でのカジュアル化、実感する女性は約4割
調査結果によると、職場での男性の服装がカジュアル化していると実感している女性は約42%にのぼりました。これによって、さまざまな職場でスーツからカジュアルへの移行が進んでいることが分かります。この時代の変化に伴い、男性たちにはどのようなスタイルが求められているのでしょうか?
無関心ではない男性のファッション
調査では、約7割が男性の服装に無関心と答えていますが、同時に3割の女性が「気になる」と回答。つまり、気にしない層が多い中でも、一定数の女性が男性の服装を観察しているということが示されています。逆に言えば、「誰も見ていないから」と無頓着でいるのはリスクを孕んでいるかもしれません。
服装が印象を左右する重要性
服装が男性の印象に与える影響についての調査では、50%の女性が「きちんしている」と感じ、親しみやすさや、仕事ができそうな印象が続きます。なんと、服装が印象に結びつかないと答えたのはわずか13.6%という結果からも、職場での服装が印象形成に大きく影響することが理解できます。
清潔感が好印象の鍵
調査結果によると、好印象を持つための条件として最も重要視されているのは「清潔感」であり、71.8%の女性がこれを挙げました。また、サイズ感が合っていることも評価のポイントとして25%が支持。この2つの要素は時代が移り変わっても重要視され続けていることを示しています。たとえカジュアルスタイルであっても、清潔感とサイズ感に気を配ることが必要なのです。
地味な印象はシワのある服
逆に、印象が良くない服装として挙げられたのは「シワのある服」や「バッグや靴が汚れている」との回答が多く、職場での清潔感がいかに大切かを再認識させられます。忙しい朝にアイロンがけやクリーニングの時間がない男性には、シワになりにくい素材を選ぶことが重要かもしれません。
他人への服装コメントが減少
さらに、他人の服装に対する指摘は少なくなっているという調査結果も出ました。ジェンダー平等の意識の高まりの中で、女性たちからのフィードバックが得にくい状況が蔓延しています。これにより、男性は服装に対する客観的な意見を受けづらくなっているかもしれません。
オフィススタイル提案メディア「ONWARD CROSSET MAG」
オンワードは、調査結果を基に「ONWARD CROSSET MAG」を通じて、男性がオフィスでの夏服をどのように選ぶべきかに関する特集を予定しています。「堅苦しさのない快適さ」と「きちんと感による好印象」を両立させるヒントが紹介される予定です。夏に快適でありながら好印象を与えるスタイルをぜひチェックしてみてください。
新しいビジネススタイルを模索する男性たちにとって、オフィスカジュアル化の進展はまさに転換期です。女性たちの意見を参考に、ぜひ自分自身のスタイルを見直してみてはいかがでしょうか?
調査概要
この調査は、株式会社オンワード樫山のマーケティンググループが実施。対象は全国の20代から50代の女性220名、調査期間は2025年7月11日から7月12日までです。アンケートを通じて、男性ファッションの現状を確認し、より良い職場環境のスタイルへと進化することを目指します。