空中ディスプレイが描く新しい未来 - 映画館ロビーでの体験を変革する実証実験

未来を感じる空中ディスプレイの実証実験

神戸市中央区にあるOSシネマズ神戸ハーバーランドで、映画館ロビーの未来を体験できる新しい試みがスタートしました。これは、オーエス株式会社とMIRAIBAR株式会社がタッグを組み、空中結像技術を活用した「MIRAI PIX(R)」というディスプレイの実証実験です。この技術が映画館でどのような新たな体験を提供するのか、期待が高まります。

MIRAI PIX(R)の特徴

「MIRAI PIX(R)」は、MIRAIBARが開発した次世代の空中ディスプレイです。従来の空中映像技術では、技術的な話題にとどまっていましたが、この製品は明るい環境でも高い視認性を持つことで、リアルな映像体験を可能にします。印象深い映像が空中に浮かび上がることで、来場者に新たな視覚体験を提供します。

実証実験の目的

この実証実験は、映画館のロビーにおける来場者の体験を一新することを目指しています。空中ディスプレイを通じて、観客は非接触かつ非装着で映像を楽しみ、自分のSNSにシェアする機会も増えます。具体的には、映画の予告編や神戸の風景映像、さらには「推し活」をテーマにしたコンテンツが表示される予定です。この新たな体験は、映画館のロビーが観客にとってより魅力的な空間に変わることを示しています。

施策の主な検証項目

1. 来場者の体験価値向上：空中に浮かぶ映像による驚きや没入感を感じさせ、来場者の満足度を向上させること。
2. 新たなコミュニケーション機会の創出：空中ディスプレイを利用したフォトスポットの設置により、来場者が自ら撮影し、その体験をSNSにシェアする機会を増やすこと。
3. ユースケースの拡大：映画館での実績を元に、商業施設や観光地など他の分野でも応用していく可能性を探ること。

実証実験の詳細

この実証実験は、2025年7月25日から10月下旬にかけて行われます。場所は、OSシネマズ神戸ハーバーランドの映画館ロビー中央です。ディスプレイには、上映予定作品の予告や神戸の景色の映像が常時表示され、来場客はそのすべてを無料で楽しめるようになっています。

さらに、映画館のロビーでは、自分のお気に入りのキャラクターグッズを持ち込んで撮影することも可能で、来場者にとってよりインタラクティブな体験が期待されます。

未来の展望

この空中ディスプレイ技術は、映画館だけでなく、商業施設や観光地、イベント会場など様々な場面での活用が検討されています。オーエス株式会社とMIRAIBAR株式会社は、この技術をもとにした新しい取り組みを通じて、未来の体験空間を共創していくことを目指しています。

この実証実験が、映画館の未来をどのように変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。