ボノの人生を語る『SURRENDER――40の歌、ひとつの物語』
2025年10月20日、早川書房から著名なロックバンドU2のフロントマン、ボノの初の回顧録『SURRENDER――40の歌、ひとつの物語』が発売されます。この書籍は、彼の音楽キャリアや私生活を通しての成長を描いた一冊です。40年にわたる彼の歩みは、言わずと知れたU2の成功と共にあり、驚くべき物語が詰まっています。
ボノは1980年にU2のボーカリストとしてデビューし、以来数多くの名曲を世に送り出してきました。デビューアルバム『ボーイ』から45年後の本書は、彼の人生を絵画的に言い表し、愛する音楽への情熱、社会問題への取り組み、家族との絆、友情など、彼の心の中に息づく物語が読み手に届くことを約束します。
本書は特に、ボノ自身が翻訳やレイアウトに携わった日本版として特別な意味を持ちます。それにより、日本の読者に直接彼のメッセージが届くように工夫されています。カバーのタイトルは彼自身の手書きであり、全40章にわたるタイトルもU2の曲に由来しています。彼自身によるオリジナルドローイングも収められ、プライベートや舞台裏の写真も満載です。
ボノの情熱には、音楽だけでなく、エイズや貧困撲滅に向けた社会活動も含まれています。彼が携わったこれらのプロジェクトは、自身の楽曲に込められたメッセージと相まって、社会へ影響を与えてきました。この回顧録を通じて、ボノがどのように信念を持ち続け、音楽を通じて世界をより良くしようとしているのか、その深い想いが伝わります。
さらに、本書ではボノの各章タイトルに関連する40曲をプレイリストとして公開予定です。これにより、読者は本書を読みながら音楽を楽しむことができ、ボノとU2の世界観により深く浸ることができるでしょう。
著書『SURRENDER』は、以下のように異なる構成を持っています。書の目次は、ボノの人生の重要な事件や出会いを反映した形で編成されています。各章は彼の楽曲に由来し、音楽と彼の体験が融合した内容となります。
1.
第1部では彼の青年期や母との思い出を紐解きながら音楽への情熱が芽生えていく様子が描かれています。
2.
第2部ではメジャーデビュー以降の彼の成長や、U2の大成功に伴うチャレンジや勝利が語られます。
3.
第3部では、家族との時間や、社会活動と向き合うボノの姿が綴られています。
これらの章を通じて、ボノの音楽や人生を知ることができる貴重な機会となるでしょう。U2ファンはもちろん、音楽に興味を持つすべての人にとって、この回顧録は手放せない一冊に違いありません。ボノの真摯な言葉と、深い感情に触れながら、彼の選んだ道がどのように形作られてきたのかを感じてみてください。
『SURRENDER――40の歌、ひとつの物語』は、音楽のみならず人間としての深淵な部分に迫る本です。これを通じて、ボノというアーティストと彼の音楽が世界に与えた影響を感じることができるでしょう。発表が待たれる本書は、まさに必読の一冊です。