ROSTO追悼上映会『存在証明』開催のお知らせ
日本初、スペインの異才ROSTOを追悼する特別な上映会が、2023年8月16日(土)から東京・シアター・イメージフォーラムで始まります。この上映会では、ROSTOの最後の作品や彼の創造的な足跡をたどる映像が一堂に集結し、観客に彼の世界観に触れる貴重な機会を提供します。
ROSTOとは?
スペイン出身の映像作家ROSTO(ロスト)は、2019年に50歳という若さでこの世を去りました。グラフィックノベルや映像、音楽を横断する彼の作品は、常に新しい表現方法を模索しており、カンヌ国際映画祭など様々な映画祭で高評価を得ています。代表作『Mind My Gap』シリーズは、視覚と聴覚の両方に強く訴えかける作品として、彼の名前を広めました。
上映作品の概要
今次の上映会では、以下の3作品が同時上映されます:
1.
『四つの悪夢(Thee Wreckers Tetralogy)』
約15年の歳月をかけて制作された短編4部作が再編集されたこの作品は、ROSTOがかつて在籍していたパンクバンド「THEE WRECKERS」の音楽を映像化したものです。この作品は、彼のコンセプト的アプローチが色濃く反映されています。
2.
『すべてが変わったようで、何も変わっちゃいない』
ROSTOの創作人生を辿る短編ドキュメンタリーです。彼自身やバンドの仲間、制作背景を紹介し、彼の多面的な活動の一端を垣間見ることができます。
3.
『ニクスの怪物(The Monster of Nix)』
パペット・ミュージカルアニメーションとして制作されたこの作品は、御覧の通りROSTOが監督・脚本・作曲を務めるなど、彼の多才ぶりが凝縮されています。物語も、彼が愛するキャラクターたちが織りなす幻想的な世界を描いています。
監督末永賢の想い
本作の監督を務めるのは、映画作家の末永賢(すえなが・けん)。彼はROSTOの生きざまに強く共鳴し、本企画を実現させました。監督は「ぼくらは未だにROSTOと語り合うことができる」と語り、彼の作品がもたらす影響について深く考察しています。そうした思いが込められた映像こそが、観客の心を打つことでしょう。
チケット情報
チケットは一般1900円、大学・専門学生1400円、60歳以上の方には1400円で提供されます。また、毎月1日及び月曜日は一律1300円で観られる特別割引デーも設定されています。ROSTOの独自の視点をもって作られた映像作品たちは、見るものすべてを魅了することでしょう。
特設サイトもオープン
上映作品やROSTOに関する情報を詳しく知りたい方は、特設サイトもご覧ください。ここでは、ROSTOに関する多面的な情報公開が行われており、彼の魅力をさらに深く理解する助けになります。
特設サイトはこちら
ROSTOの作品に触れるチャンスをお見逃しなく。皆様のご来場をお待ちしております!