物価高の中で強まる「メリハリ消費」の実態
17LIVE株式会社が実施した「初夏の消費動向調査2026」の結果が発表され、物価高の影響を受けながらも多くの人々が支出に意識を向けていることが明らかになりました。調査に参加した782名のユーザーの83%が何らかの形で支出や節約を意識していると回答。特に「健康」や「趣味・娯楽」といった支出は削れないと考える傾向が見られ、これは「メリハリ消費」と呼ばれる新たな消費スタイルを反映しています。
支出意識の変化
調査によると、多くの参加者が「節約を重視したい」と答えましたが、同時に「バランスを取りたい」という意識も強調されました。これは、物価高の影響を受ける中で、必要な支出と楽しみを両立させようとする姿勢を示しています。
削れない支出のランキング
特に「健康(27.6%)」や「趣味・娯楽(25.6%)」は上位にランクインしており、生活の充実感や自己満足を重視する傾向が顕著です。これにより、消費者は自分にとって必要な支出を見直しつつ、「自分らしさ」を求めるようになっています。
旅行意向と予算
また、初夏から夏にかけての旅行に関する意向も調査され、約4割の人が旅行を考えていると回答。旅行予算は3万~5万円未満が最多という結果が出ており、高額な旅行よりも手頃な価格で楽しめる「ご褒美旅行」に対するニーズが高まっていることが分かりました。これは、「特別な贅沢」ではなく日常のリフレッシュの一環として捉えられている証拠です。
ライブ配信の影響
さらに興味深いのは、ライブ配信が消費行動に与える影響です。調査の結果、約52%のユーザーがライブ配信を通じて見た場所やお店に「行ってみたい」と感じた経験があるとのこと。特に配信者がリアルな体験を共有することで、視聴者の興味を引き、実際の訪問行動につながることが明らかになりました。これは、配信者の存在が旅行先や飲食店に対する新たな接点を作っていることを示しています。
CMよりもリアルな体験を重視
また、約3人に1人が「広告やCMよりもライブ配信の方が信頼できる」と回答しています。これは、リアルな体験に基づく情報が消費行動においてますます重要視されていることを示しています。広告からの情報ではなく、人とのつながりから得た情報が消費者の購買意欲を高める時代となっていることがうかがえます。
まとめ
物価高の影響で慎重に支出を考える姿勢が広がる中でも、必要な楽しみを削らずに支出をコントロールしようとする「メリハリ消費」が進んでいることが、今回の調査結果から浮き彫りになりました。17LIVEは、これからもこのような消費者の動向を注視し、新たな接点の創出に力を入れていくことでしょう。