献血の感動物語
2025-03-12 13:51:48

輸血経験者が伝える献血の大切さ、感動の物語が動画に

感動の献血ストーリーを動画で公開



神奈川県赤十字血液センターが発信する新たな動画は、命をつなぐ献血の大切さを改めて考えさせられる内容です。この動画は輸血経験を持つミユキさんとそのご家族の実話に基づいており、彼女の人生がどのように変わったのかを描き出しています。

動画『LIFE GOES ON #5』の公開


神奈川県赤十字血液センターは、2025年1月15日に『LIFE GOES ON #5 献血がくれた「たからもの」』という動画を、公式YouTubeチャンネルで公開しました。これは、献血が命にどのように寄与するのかを多くの人々に伝える狙いがあるものです。

ミユキさんの苦しい闘病生活



ミユキさんは、以前は献血や輸血が自分とは無関係だと思っていた、普通の社会人でした。しかし、ある日突然、いつものバス停から家まで歩けなくなり、すぐに大きな医療機関へと搬送されます。彼女が直面したのは、医師から告げられた「非常に稀な命に関わる重篤な病」という言葉。状況が深刻で、命の危険にさらされていることが分かりました。

そんな彼女の命を救ったのは、約48人分の献血による輸血でした。ミユキさんとその家族は、その体験を基にして行われたこの動画を通じて、献血の意義や重要性を多くの人に伝えたいと考えています。

ミユキさんの「たからもの」


闘病を経て、ミユキさんの心には新たな「たからもの」が生まれました。育てる庭でひまわりを大切に育てている彼女は、今、自分が幸せである瞬間を実感しています。この動画は、彼女がどのように命をつなぐ献血の大切さを理解し、日常生活の中でどのように感謝の気持ちを持っているかを描写しています。

献血のステージは大切


輸血を受ける患者は献血を行った方の情報を知ることができず、献血者も自分の血液が誰かの命をつないでいることを実感する機会は多くありません。この動画の公開は、そのギャップを埋め、献血に対する理解と協力を促すきっかけとされています。

献血者数の現状


神奈川県内では、輸血用血液製剤の需要が急増しています。特に赤血球製剤は過去最高の供給量に達しており、その背景には、高齢化や手術件数の増加、在宅医療の利用拡大などがあると言われています。しかし、その一方で、若者の献血者数は大幅に減少しており、これが今後の安定供給に影響を及ぼす懸念があります。

全血献血において、2024年度の献血者数は過去最高を記録しましたが、急増する医療機関からの需要に対しては不足気味です。輸血を必要とする患者に安定的に血液を届けるためには、若い世代の献血が必要不可欠です。

未来を支えるために


若い世代に献血の重要性を伝え、啓発することが、今後の輸血医療を支えるための重要な課題です。ミユキさんの動画が、献血の現状やその必要性を多くのメディアで取り上げられることで、さらなる理解と協力が得られることを期待しています。私たち一人一人が、献血の意義を感じ取り、自分にできることから始めることが求められています。


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