WWSの快進撃
株式会社オアシスライフスタイルグループが展開するボーダレスウェアブランド「WWS」が、2026年2月期の上半期売上が前年同期比116%を達成し、過去最高の売上を誇る成果を上げました。さらに、累計販売数は40万着を突破し、作業着の新たなスタイルを提案し続けています。
WWSは、2018年3月から「スーツに見える作業着」として、機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムを展開してきました。従来の作業着に対するイメージを一新し、デスクワークからプライベートシーンまで様々な場面に対応する高機能でシンプルなデザインが支持を集めています。
特に注目すべきは、WWSが使用する独自開発素材「ultimex(アルティメックス)」です。この素材はストレッチ性、速乾性、撥水性に優れ、家庭の洗濯機でも簡単に洗えることから、利用者から高い評価を得ています。その着心地の良さは、アパレル業界の平均リピート率の2倍以上、実に75%に達するという驚異的な数字を叩き出しました。
また、WWSの成功は数字だけに留まらず、顧客のライフスタイルにも大きな影響を与えています。導入企業としては、リーガロイヤルホテル東京や矢向自動車工業などがありますが、これらの企業はWWSをユニフォームとして採用し、ビジネスシーンで違和感なく着用できる点が評価されています。
開発の背景
2016年にさかのぼると、清掃・設備・建設業界では人手不足が深刻であり、特に若年層の就業者の減少が問題視されていました。そこで、不況にある業界のイメージを刷新するプロジェクトとして、新しい作業着の製作がスタートしました。若手社員たちの「仕事終わりにそのまま外出できる服を」という要望が元となり、「スーツに見える作業着」のコンセプトが確立されました。
2018年3月には、WWSが正式に販売を開始し、業界内外で多くの反響を呼びました。軽快な着心地と、作業着でありながらもフォーマルな要素を融合させたデザインは、次第に多くのビジネスパーソンに支持されるようになっています。
さらなる挑戦
現在、WWSは2026年度の2年連続での売上最高記録更新を目指し、累計販売数50万着を突破することを目標としています。また、東京を拠点とする株式会社オアシスライフスタイルグループは、大阪や埼玉に新しい常設店をオープンし、多くの顧客に直接商品を手に取る機会を提供しています。
このように、WWSは従来の作業着の枠を超え、ビジネスシーンでもプライベートでも活躍できる新しいスタイルを提案しています。今後もその展開に期待が寄せられています。