余命わずかな少女と摩訶不思議な鳥の物語
10月8日(水)、心温まる母娘の物語『終わりの鳥』のDVDが発売されます。この作品は、不思議な存在である一羽の鳥が主人公の少女とその母との絆を描いた感動的なストーリーです。
鳥のデザインと制作の裏側
監督であるダイナ・O・プスィッチは、「生と死の関係」をテーマに、特に動物の死という概念に焦点を当てました。彼女は「不死身」「永遠」といったテーマが、人間よりも動物に結びつきやすいと考え、コンゴウインコをモデルにした鳥<デス>を創造しました。この鳥はただのキャラクターではなく、物語の中で重要な役割を果たします。
鳥のデザインについては、VFXチームが手がけており、絶滅した種も含めた様々なコンゴウインコの特徴が盛り込まれ、視覚的にユニークで魅力的な姿が造り出されています。彼女の創造したこの鳥は、愛らしさと神々しさを兼ね備えた存在であり、“終わり”を告げる重要な存在なのです。
深く響く死の価値
監督は、友人の死を経験し、その経験を投影した形で本作を制作しました。彼女の言葉には、人生の儚さだけでなく、その中に潜む美しさや力強さが込められています。「生と死は明るさと暗さと同じで、どちらか一方がなければもう一方が存在することができない」という彼女の思想は、映画全体に深みを与えています。
物語の概要
物語は、余命わずかな15歳の少女チューズデーと、その母親ゾラの物語です。チューズデーの前に現れた摩訶不思議な鳥<デス>は喋って歌うことができ、彼女の側にいて彼女を笑わせようとします。チューズデーはこの鳥と過ごすことで、母親が帰宅するまで自らの最期を引き延ばすことに成功します。
やがて母親のゾラが戻ってきますが、彼女は愛する娘を守るために必死にこの鳥から遠ざけようと奮闘します。母娘の絆が試される中、彼女たちはお互いの愛を確認し、最終的には生命の価値について思索を深めることになります。
DVD商品情報
『終わりの鳥』のDVDは2025年10月8日(水)に発売され、価格は4,400円(税込)です。加えて、映像特典として予告集も収録されており、作品の魅力に触れることができます。ぜひこの感動的な物語をお楽しみください。
発売日は間もなく、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。