幻想的なアート空間「チームラボ かみさまがすまう森」が今夏も開催
今年の夏も、特別なアート体験が九州・武雄温泉の御船山楽園にやってきます。「チームラボ かみさまがすまう森」は、7月18日から11月3日までの期間、自然とデジタルアートが融合する神秘的な空間を提供します。今年で11年目を迎えるこの展覧会は、チームラボが2015年から手がけてきたライフワークとして知られ、多くの人々に感動を与えています。
御船山楽園は、約300万年の歳月を経て形成された自然美に囲まれた50万平米の広大な敷地です。この場所では、夏から秋にかけてだけ展示される特別なアートが体験でき、自然そのものがアートとして表現されます。アートと自然を融合させる手法は、長い時間の流れを感じさせ、訪れる人々を惹きつけます。また、2021年にはCNNの「行くべき世界の屋外アート展」にランクインし、2017年にはデザインブーム誌による「アートインスタレーション TOP 10」世界1位を獲得するなど、世界的にも高い評価を受けています。
本展の特徴的な点は、御船山楽園の池の水面にプロジェクションされるインタラクティブなアートです。観客が近づくと、水面のアートが小舟とともに動き出し、まるで自身の手によって描かれているかのように変化します。このような体験は、デジタル技術を駆使しているため、毎年新たな作品が誕生し続けています。特に、チームラボが手がけた《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》などは、訪れる人々の心を掴んで離しません。
また、御船山楽園の長い歴史や、自然の美しさを感じるために、特別なインスタレーションが設置されています。たとえば、高さ約3m、幅約4.5mの巨石を使った《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》は、実際の巨石を仮想空間に再現し、水の動きによって滝を描くという、見る者に感動を与える仕組みです。
さらに、つつじ谷の久留米つつじが光り輝く演出や、桜ともみじの森が幻想的に照らされる体験も見逃せません。これらはそれぞれ自律的に明滅し、観客に癒しのひとときを提供します。これらの作品は、普通のアート展とは異なり、自然と一体化したインタラクティブな体験を目指しています。
また、今年の展示は「御船山楽園ホテル らかんの湯」とのコラボレーションによって、サウナ体験付きの入場券が販売されています。体験者は、アートを楽しんだ後にサウナでリラックスできる特別な体験が提供され、観光客にも好評です。サウナストーンの上にアロマ氷を乗せ、心地よい香りに包まれた空間で自分だけの時間を過ごすことができるのがポイントです。
この夏、あなたも九州・武雄温泉の「チームラボ かみさまがすまう森」で、自然とデジタルアートの共鳴する空間を体験してみてはいかがでしょうか。特別な体験ができるこのイベントは、あなたに新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。チケットは公式サイトで購入できますので、ぜひお早めにチェックしてください。