美狂乱の新アルバム『ブラッドライナーズ』が9月12日リリース決定

プログレッシヴ・ロックの金字塔、美狂乱の新作アルバム

1974年に静岡で結成されたプログレッシヴ・ロック・バンド、美狂乱。その音楽は、キング・クリムゾンをはじめとした数々の名作たちに影響を受けながらもオリジナリティあふれるスタイルを貫いて来ました。1982年にセルフタイトルのデビューアルバムをリリースし、その後も『パララックス』や『アンソロジーvol.1』など、名作を生み出してきた彼らが、2025年9月12日に待望の新作アルバム『ブラッドライナーズ / BLOODLINERS』をリリースします。

このアルバムは、美狂乱のメンバーである須磨邦雄の息子、須磨和声が参加した楽曲が特徴であり、彼のヴァイオリンパートはアルバムに新たな息吹を吹き込んでいます。スタジオは富士山を背に構える＜Mountain North Studio＞で収録され、アルバムはこの絶好のロケーションで完成しました。プログレッシヴ・ロックの独特の音世界が、古臭くなることなくモダンな響きを保ちながら進化し、まるで『太陽と戦慄』期のキング・クリムゾンを思わせるような鋭くスリリングなサウンドを生み出しました。

また、アルバムのジャケットやブックレットには、著名な写真家である内藤忠行氏による作品が使用されています。彼はマイルス・ディヴィスのオフィシャル・フォトグラファーとしても知られています。美狂乱のメンバーにとって、生まれ故郷である静岡は非常に特別な場所であり、アルバムタイトルの『ブラッドライナーズ＝血族』はその思いを象徴しています。

リリースに先立ち、アルバムの1曲目である「ショート・フィルム」のミュージックビデオがYouTubeで公開されています。このビデオは、血縁関係にあるメンバーの演奏を捉えたもので、視覚的にも楽しめる内容となっています。また、続いてこのアルバムから2曲目の「ロック・ミー」は、9月9日より各サブスクリプションサービスにて配信される予定です。

美狂乱の音楽は、デビューから40年以上の歴史を持ちながらも、新鮮さを失うことなく、常に進化を続けています。ソロ・アルバムの制作やアニメの音楽制作など、様々な方面で活躍を続ける須磨邦雄をはじめ、美狂乱のメンバーたちがどのように新たな音楽の世界を切り開いていくのか、今後の展開に目が離せません。