南沙良が主演する映画『万事快調<オール・グリーンズ>』の魅力
映画『万事快調<オール・グリーンズ>』において、俳優の南沙良(23)が、ラッパーを夢見る青年、朴秀美(ぼく・ひでみ)役で主演することが決定しました。本作は、若干21歳での著書により、第28回松本清張賞を受賞した波木銅の小説を原作とした作品で、独特な文体で描かれる青春ドラマが期待されています。
原作と監督に注目
本作の原作である「万事快調(オール・グリーンズ)」は、波木銅のユーモラスかつオフビートな文体が特徴の作品。この作品は、学校や家庭で居場所を見いだせず、さまざまな葛藤を抱える高校生たちが、夢を追い求めながら成長していく姿を描いています。監督には、映画『猿楽町で会いましょう』での成功を収めた児山隆氏があたり、2026年の公開が予定されています。
朴秀美役の南沙良
南沙良は、近年の作品を通じて多様なキャラクターを演じてきました。例えば、大河ドラマ『光る君へ』では母親との複雑な関係を持つ藤原賢子役を演じ、映画『愛されなくても別に』では、毒親からの依存を抱える宮田陽彩を好演しています。今回の朴秀美役も、彼女の幅広い演技力を生かした挑戦となるでしょう。
映画のストーリー
物語は、未来が見えない地方都市で、ラッパーを夢見る秀美と彼女の友人たちが繰り広げる青春の物語です。秀美は学校や家庭に居場所を見出せず、葛藤の日々を送る中で、仲間たちとともに同好会「オール・グリーンズ」を結成し、一獲千金を狙う禁断の活動を始めます。何も快調でない日常の中で、彼女たちがどのように自らの夢を追い求めていくのか、その成長過程が描かれています。
南のコメント
南沙良はキャラクターについて「何ひとつ快調じゃない日常のなかで、乾いた感情は不安や閉塞感を助長させる」とコメント。このような鬱屈した世界を乗り越える彼女たちの姿を描くことに強い思いを寄せています。また、「この作品が『どこへも行けない』と感じてしまう私たちに確かな力を与えてくれるものになっていると信じています」と、その思いを語りました。
期待の高まる作品
青春の苦悩や葛藤を描いた『万事快調<オール・グリーンズ>』は、南沙良の力強い演技と児山監督の手腕によって、きっと私たちの心に響く作品になることでしょう。監督による新たな視点で描かれる高校生たちの物語に、ぜひご注目ください!
映画『万事快調<オール・グリーンズ>』は、2026年の公開を予定しており、その詳細も今後の発表が楽しみです。主題歌にはNIKO NIKO TAN TANの「Stranger」が起用されているとのことで、音楽にも期待が高まります。これからの公式情報にもぜひ注目していきたいですね。