佐賀県呼子町の新たな挑戦
港町の復興を目指す「呼子・鯨の町興しプロジェクト」
株式会社アミナコレクションが、「呼子・鯨の町興しプロジェクト」のクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、佐賀県唐津市呼子町の活性化を図ることを目的としています。具体的には、宿泊施設やサウナ、食堂、アロマ蒸留所など、合計6つの事業を通じて地域の魅力を再発見し、再興を目指すものです。
支援者の皆様には、プロジェクトを通じて呼子町の魅力を体感できる特典が用意されているため、多くの方々に参加していただくことを期待しています。
進藤社長の想い
株式会社アミナコレクションの代表取締役社長である進藤さわとは、呼子の町に思い入れが深い人物です。彼は父の遺志を受け継ぎ、「呼子くんち」の復興に取り組んできました。八幡神社の宮司から地域の課題について教わったことが、彼の活動の一端となっています。
「地方は限界に達しつつある」との言葉を胸に、進藤社長は呼子町の空き家を購入しました。この地域再生のため、これからの5年が勝負と考えており、悔いのないよう全力で駆け抜ける覚悟です。
呼子の歴史を振り返る
呼子町は、佐賀県北端の海に面した小さな港町で、古くから海上交通の要所として栄えてきました。江戸時代には、国内屈指の捕鯨基地として賑わい、地域の暮らしを支える重要な存在でした。「鯨一頭で七浦潤う」と言われるほど、鯨はこの町の生活文化に深く根付いていました。
呼子には、捕鯨前の祈りの祭りや捕鯨後の供養文化など、鯨と共に生きた歴史が色濃く残っています。古い町並みも保存され、「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を目指す動きが進んでいます。さらに、2023年には戦前まで行われていた「呼子くんち」という祭りが復活し、再び文化の息吹が感じられるようになりました。
新たな施設の紹介
このプロジェクトでは、以下の新たな施設を展開予定です:
- - 中尾甚六HOTEL(2026年1月オープン予定)
呼子の全体を「ホテル」と見立てた分散型宿泊施設。古民家を活用し、地域の歴史と文化を感じられる快適な滞在を提供します。
- - JIN6サウナ(2025年11月28日オープン予定)
鯨・イカ・窯をモチーフにしたユニークなサウナ施設。地域性を生かした新しいサウナ体験を提供し、サウナ愛好家にとって新たな目的地となることが期待されています。
- - Whale Brewing(2023年12月オープン予定)
80年の歴史を持つ古民家を再生したクラフトビール醸造所。かつての捕鯨の栄光を讃え、呼子の歴史を感じさせるビールを提供します。
地元で採れた旬の果物を使用したかき氷店。素材の魅力を生かした驚きあるメニューが楽しめます。
地元の新鮮な魚とオリジナル出汁を使用した海鮮食堂。呼子朝市の新たな名物となるでしょう。
- - THREE Aroma Distillery(2025年10月オープン予定)
国内最大級の蒸留器を持つアロマ蒸留所。オリジナル精油を抽出し、香りの楽しみを提供します。
現代の鯨組としての未来
このプロジェクトの最終目標は、呼子町を発信源として観光や地域産業を活性化させ、「自分たちの町を自分たちで守る」という新たな地方再生モデルを構築することです。呼子町の挑戦は、地域に限らず、広く日本や世界に影響を与えるものと信じています。この取り組みに賛同いただける皆様の参加を心よりお待ちしています。
クラウドファンディングについて
本プロジェクトの第一目標金額は500万円で、地域の復興事業に活用されます。ご支援いただける方は、以下のリンクから詳細をご確認ください。
クラウドファンディングのページはこちら
募集期間は2025年12月19日までです。