株式会社PEETがBrighten Japanの支援を受けて新たな事業再生へ挑む

株式会社PEET、Brighten Japanの支援で事業再生を図る

株式会社PEETが株式会社ブライトン・ファッションの子会社となり、Brighten Japanの支援を受けて新たなスタートを切ります。これに伴い、PEETは清水宏之氏が新たに代表取締役に就任し、本社を東京都港区南青山に移転。社員一丸となり、事業の再生に取り組む姿勢を見せています。

1968年に設立されたPEETは、ストリートカルチャーと融合したブランド戦略を強みに、多くのブランドを展開してきました。特に、GOTCHA、Karl Kani、Norton、NESTABRANDなどは若い世代に支持され続けています。しかし、昨今のコロナ禍の影響を受けて業績が厳しくなり、財務状況が悪化。そこで、BRTNJ社へ支援を要請することに至りました。

今後の取り組みとして、PEETはBRTNJ社の支援を受けつつ、以下の施策を実行していく計画です。

- ブランドポジショニングの見直し：市場におけるブランドの立ち位置を再評価し、競争力を向上させます。
- 商品製作の改革：顧客のニーズに応じた商品開発を進めます。
- オムニチャネル戦略の強化：オンラインとオフラインの統合を図り、顧客接点を増やします。
- EC・デジタル戦略の強化：デジタル販売の拡大を目指し、専用サイトの充実を図ります。
- 人的資本経営の実施：社員の育成や働きやすさを重視し、組織全体の生産性を向上させます。

BRTNJ社は、三井住友銀行の元専務執行役員である澤田渉が設立した新しい企業で、事業再生を支援するスタートアップとして活動しています。2024年には、苦境に立たされている中堅・中小企業向けに再生ファイナンスを提供し、経営改善に寄与しています。特に、アッシュ・ぺー・フランス社を完全子会社化し、事業改善に取り組んでおり、PEET社もその一環として追加の支援を行います。

BRTNJ社は、今後もPEETの再生を通じて、アパレル事業の統合型ホールディングス経営を進める方針です。さらには、主要地銀を巻き込み、総額100億円規模の再生支援ファンドを設立する計画もあります。