箱根寄木細工の魅力を3Dで体験する新たなプロジェクト

箱根寄木細工の魅力を3Dで体験する新プロジェクト

株式会社IZUTSUYAは、伝統的な箱根寄木細工の美しさを最新の3D技術を駆使して解明する新たな取り組みを発表しました。特に日本と海外のお客様に向け、寄木細工のバラエティとその魅力をわかりやすく紹介することを目指しています。これまで寄木細工に触れる機会が少なかった方々にも、質の高い工芸品としての魅力を感じてもらうために、3DモデリングやAIスキャニング技術が活用されています。

このプロジェクトでは、特に人気の高い二つの作品が選ばれ、3Dモデルとして表現されています。その一つが「からくり箱幸運箱」、もう一つが「秘密箱21回仕掛け富士と椿」です。これらは、一見の価値あるお土産として訪日外国人や観光客に重宝されており、複雑な構造があるため、従来の3D技術によってその魅力が視覚的に伝えられるようになります。

3D化の目的とプロセス

寄木細工はその美しさと複雑なデザインが特徴であり、その魅力を言葉や静止画で伝えることは難しいのが現状です。そこでIZUTSUYAは、3D技術を駆使してその複雑な構造や質感を、より直感的に理解できるように取り組みました。立体的に表現された箱の開け方やその仕組みがアニメーションで示されており、ユーザーがその過程をより体験しやすくしています。

さらに、ブランディングページに組み込まれた3Dデータは、視覚的かつ直感的に寄木細工の魅力を伝えるとともに、モバイルからはAR技術を用いて、実際の空間にその作品を表示させることが可能です。これにより、寄木細工の魅力を日本国内はもちろん、海外のお客様にも効果的にアピールしています。

新しい技術で伝統を守る

ただ技術だけでなく、IZUTSUYAの取り組みの背後には日本の伝統と文化を守っていくという理念が息づいています。実物からスキャンして取得した3Dデータは、ブロックチェーン技術を使って未来にも残せるよう保存されます。これにより、一過性のものではない伝統工芸品の情報を持続的に保管し、今後のアーカイブやデジタルアセットへの展開につなげようとしています。データそのものをゲームや映像制作に活用し、伝統工芸の発展にも寄与する狙いがあります。

箱根丸山物産について

箱根寄木細工の老舗である箱根丸山物産は1945年から続く伝統工芸の伝承者です。実際に店を訪れれば、寄木細工の歴史や魅力を体験できる「箱根からくり美術館」も併設しており、実物展示や体験を通じてその魅力を学ぶことができます。顧客へのサービスを大切にしつつ、新たな価値を創出し続ける企業です。

企業へのアクセス

箱根丸山物産の本店は神奈川県足柄下郡箱根町に位置し、電話番号は0460-83-6604、営業時間は10:00から17:00までです。ウェブサイトもあり、最新の情報を得ることができます。IZUTSUYAは、最新のAI技術と3Dスキャニングサービスを組み合わせ、リアルとデジタルの新しい融合を推進しています。

この新しい3D寄木細工プロジェクトは、単なる商品の販売にとどまらず、訪れた人々が日本の美しい伝統文化を体験し、楽しむ機会を広げる一歩となるでしょう。発表された特設サイトを通じて、ぜひその魅力を体験してみてください。