アンデス音楽の魅力
2025-11-13 14:00:57

アンデス音楽の魅力を探るシンポジウム、イルマ・オスノ氏登壇

多摩美術大学では、2025年12月6日(土)に、アートと音楽をテーマにしたシンポジウム「ひとびとの声・わたしたちの歌」を開催します。このイベントには、ペルーのアヤクーチョ出身のケチュア音楽歌手イルマ・オスノ氏が登壇し、彼女のユニークな視点と共にフォークソングについての深い知見が共有されます。

シンポジウムは、同大学アートとデザインの人類学研究所と、芸術学科の授業「21世紀文化論」の共催により実現しました。多摩美術大学での「記憶の道」シリーズの第4回となる本イベントは、アートと音楽がどのように結びつき、相互に影響を与えているのかを探る貴重な機会です。

イルマ・オスノ氏は、幼少期よりケチュア文化に培われ、彼女の声を通じてこれらの伝統音楽を現代に再構成するアーティストとして知られています。日本での活動を通じて、彼女は地域に根ざした音楽の重要性を再認識させる役割を果たしています。

シンポジウムにおいては、イルマ・オスノ氏とともに、港千尋教授や椹木野衣教授、佐藤直樹教授、金沢百枝教授、陳芃宇講師が登壇します。これらの専門家たちは、自らの研究や作品を通じて、音楽とアートの関わりをさらに深めるためのセッションを展開する予定です。

音楽は、つねに生活の一部であり、地域社会と密接に関連しています。特にアンデス地方の音楽は、自然環境や文化的背景を反映しながら、民俗としての豊かさを保持しています。フォルクローレとして知られるこれらの楽曲は、もともと人々の生活に根ざすものであり、時代を超えて愛されてきた伝承音楽でもあります。

開催地は八王子キャンパス内レクチャーBホール。入場は無料ですが、一般参加者の定員は30名と限られています。参加希望の方は、事前に申し込みが必要です。マイナーな文化や音楽への理解を深めるため、ぜひご参加を検討ください。

また、当日は開場が13時からで、シンポジウムは13時30分から始まります。会場は自由席ですが、満席の場合は立ち見になることもあり、その点は事前にご承知おきください。

アートと音楽の交差点で、共有と創作を目指すこのイベントは、私たちが「ふつうのひとびと」としての感情や経験を再確認するための重要な場となることを目指しています。シンポジウムの詳細については、大学の公式ウェブサイトや専用ページをご確認ください。

ケチュア文化や音楽に興味がある方、アートと社会の繋がりに思いを馳せている方には、見逃せないイベントです。皆様のご参加を心よりお待ちしています。


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