スタイロフォン初のモジュラーシンセ『CPM DS-2』が日本に上陸！

イギリスの電子楽器ブランド「Stylophone（スタイロフォン）」が、新モデル「CPM DS-2 ドローン・シンセサイザー」の日本国内正規販売を開始しました。日本における総代理店であるGLOBAL SPADE株式会社がこの新しい旅立ちをサポートします。

スタイロフォンの進化

1968年に誕生したスタイロフォンは、デヴィッド・ボウイやクラフトワークといった音楽の巨匠たちに愛されてきました。近年では、楽器業界のビッグイベント「NAMM Show」で注目製品に選ばれた「Stylophone Theremin」など、常に革新を求め、ユニークなモデルを次々と発表しています。そんなスタイロフォンが新たに提案するのが、今回の「CPM DS-2」です。

モジュラーシンセの新境地

「CPM DS-2」は、スタイロフォンの初となるモジュラー・シンセサイザーです。このモデルは特にドローンサウンドに特化しており、セミモジュラー構造を持っています。コントロール性の高さと音作りの柔軟性が特徴ですが、モジュラーシンセ初心者にも親しみやすく設計されています。

1. 2ボイス・アナログドローン

本シンセはアナログ構成の2ボイスを搭載しており、各ボイスは独立して音を作ることができます。さらに、スタイロフォン独自の“X-WAVE”技術により、さまざまな波形間での滑らかなクロスフェードが可能です。これにより、ドローンサウンドの質感を直感的に調整でき、ユーザーはその音作りの美しさに魅了されることでしょう。

2. 内蔵ディレイとリバーブ

空間演出にもこだわりを見せる「CPM DS-2」。アナログディレイとデジタルリバーブを内蔵しており、特に幻想的な響きを生み出すことができます。音を重ねたり滲ませたりする、ドローン表現において必要不可欠な空間処理がこの一台で全て完結します。アフターエフェクトなしでその場でサウンドマシンとして活用可能です。

3. ハイブリッド構造の利点

「CPM DS-2」はEurorackにも対応しており、物理的な拡張が簡単にできます。背面に10ピン電源ヘッダーが装備され、ネジを外すだけでEurorackケースに接続可能。また、サイドリブ構造によって複数ユニットとの連結が簡単になります。このため、ライブ環境や音楽制作のシステム拡張時にも非常に便利です。

4. 直感的なユーザーインターフェース

視認性の高いツマミとスイッチが装備されており、初めてモジュラーシンセに挑戦するユーザーでも安心して操作できる設計です。リアルタイムでLFOやクロスフェードの変化を体感でき、音作りが楽しい体験になります。

まとめと今後の展望

「CPM DS-2」は、スタイロフォンがモジュラーシンセの新たな分野に挑戦した象徴的な製品です。日本のシンセファンにもその魅力を広く体験してほしいという想いから、販売が開始されました。今後もスタイロフォンは、楽しさと本格的な音楽表現を両立させた製品を提供し続け、音楽ライフを充実させるお手伝いをしていくでしょう。