セブン‐イレブンが環境負荷低減に向けた新たな取り組みを強化

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、オリジナル商品を支える容器への環境配慮型素材の活用を一層推進することを発表しました。これにより、使用する素材を見直し、持続可能な社会の実現を目指します。

今年10月に発売されたパスタ商品6品では、従来のプラスチック容器から紙素材に移行しており、これによって年間370トンものプラスチックの使用量を削減することが期待されています。さらに、弁当などに使用する約10種類の容器には、マスバランス方式を用いたバイオマスプラスチックが採用され、石油由来のプラスチック使用を年間で70トン削減する見込みです。

これらの取り組みは、セブン‐イレブンが掲げる環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』に基づくプラスチック対策の一環であり、2030年までにオリジナル商品の容器に使用する環境配慮型素材を50％に、2050年には100％に引き上げることを目指しています。すでに、紙などの天然素材の使用を拡大し、インクや着色料の使用を控える努力も続けており、2025年10月には全体の約40％を環境配慮型素材にする計画です。

環境配慮型素材への転換は、企業が持続可能な未来へ向けて進化する重要なステップです。セブン‐イレブンのような大規模な流通業者がこのような技術を導入することで、他の企業や産業にとっても良い模範となることが期待されます。

さらに、マスバランス方式についても理解が進むことが重要です。この手法は、原材料としての特性を持つとともに、石油由来の原料と組み合わせて使用される場面での割り当てを行うものです。これにより、環境配慮型の原料を効果的に活用することが可能になります。

これまでのプラスチック削減の実績を踏まえ、セブン‐イレブンは今後も容器の素材に変革をもたらし、エコフレンドリーな未来に向けた積極的な姿勢を維持し続けることでしょう。当社の努力は社会全体に持続可能な選択肢を提供するものとなり、次世代への責任を果たす一助となることが期待されます。今後の展開に注目が集まります。