バレンタイン事情を探究する女子高生ラボ
ティーンエンタテインメントの最前線を行く「女子高生ラボ」が、令和のバレンタイン文化に迫る調査を実施しました。定義が変わりつつあるバレンタインデーの様子と、女子高生の消費行動やコミュニケーションの特徴を紐解きます。
変化するバレンタイン文化
調査の結果、バレンタインデーの過ごし方やギフトのやり取りには、新たなトレンドが見えてきました。特に注目すべきは、「友チョコ文化」と「直接渡す文化」。
友チョコ文化の浸透
約95%の女子高生が友チョコを渡すと回答し、関係性を深めることに重きを置いていることがわかりました。友達同士で楽しむイベントとしてのバレンタインが明確に根付いています。女子高生ラボの所長は、「バレンタインを恋愛一色にするのではなく、友人との絆を大切にする傾向が増えている」と分析しています。
手作り文化の定着
さらに、バレンタインに手作りのチョコレートを渡す女子高生が多数を占めるという結果も出ています。本命チョコでは87.5%、友チョコに至っては94.1%が手作りを選びました。「自分らしさ」を表現するために手作りを選ぶ傾向についても、所長は言及しています。近年のSNS映え重視の流れとは別に、手作りの価値が再評価されているようです。
直接渡すスタイルの継続
本命・義理・友チョコの渡し方については、98%以上の女子高生が直接渡すことに対し肯定的でした。デジタルネイティブ世代であるにもかかわらず、リアルなコミュニケーションを重視する姿勢が見受けられます。「きちんと伝えたい」というニーズが強く、サプライズよりも確実性を求める女子高生が多いのです。
多様性を重視した逆チョコ文化の台頭
調査の一環で、逆チョコをもらったことがあるかという質問を行った結果、40.1%の女子高生が「ある」と回答しました。これにより、「女性から男性へのチョコ」という伝統的な価値観が変わりつつあることが浮き彫りとなりました。男女が対等に気持ちを伝え合う新たな文化が形成されつつあり、今後のバレンタインデーにはさらなる多様性が期待されます。
バレンタインにまつわるランキング
調査では、バレンタインに関連する様々なランキングも発表されました。例えば、チョコ作りが上手そうな人ランキングの1位は希空さん。手作り向けチョコとして、明治の板チョコが支持を受けました。楽曲部門では、FRUITS ZIPPERの「ハピチョコ」が人気を集めていることも明らかに。
終わりに
「女子高生ラボ」は、これからもティーン世代のリアルな声を反映し、新たなトレンドを生み出す役割を担っていくことでしょう。今後のバレンタインデーがどのように進化するか、ますます目が離せません。