TAKが初音ミクと共作した新曲『ババロア』リリース
韓国出身の音楽プロデューサーTAK(タク)が、人気のボカロキャラクター初音ミクとタッグを組んだ新曲『ババロア (Bavaroa)』をリリースしました。この楽曲は、名前の通り柔らかく甘いデザートであるババロアをテーマに掲げ、聴く人に心に響くメッセージを届けています。
ババロアのメッセージとは?
『ババロア』の歌詞には「人生もババロアのように、時間はかかるが、やがて固まっていく」という比喩が含まれており、試練や葛藤の中で過ごす時間がいつか甘く優しいものに変わることを願うTAKの思いが込められています。この感情の裏には、甘さの中にもほろ苦さがあるという哲学的な視点があり、その深みが音楽の魅力を引き立てています。
音楽スタイルとアプローチ
サウンド面では、TAK特有の繊細で洗練されたビートデザインに、初音ミクの清らかなボーカルが絶妙に融合。彼のK-POPプロデューサーとしての経験が、ジャンルや国境を越えたユニークな音楽を生み出しています。両者のコラボレーションは、可愛らしさと深みを持つ楽曲に仕上がっており、リスナーに新たな音楽体験を提供します。
TAKはこれまでもNCT 127やStray Kids、TWICEなどのK-POPアーティストとのコラボで実績を築き、リズムゲーム『DJMAX』に収録された「Tic! Tac! Toe!」でも注目を集めました。最近ではボカロやVTuberの分野にも進出し、『LEMON MELON COOKIE』のヒットに見られるように、国内外のファンからの支持を得ています。
これからの挑戦
前作『孤独サイコ(Psycho Mode)』ではSNS世代の抱える感情をエモーショナルに表現し、「新しいメンヘラポップ」として評価されました。また、以前リリースした『トッケビの花(도깨비꽃)』は伝統音楽と現代の音楽を融合させ、大ヒットを記録しました。今回の『ババロア』も、TAKが展開する“デザートシリーズ”の一環として位置づけられ、彼の独自のスタイルが色濃く反映されています。
TAKのプロフィール
TAKは作曲家・プロデューサーとして、メインストリームのK-POPからアンダーグラウンドシーンまで多岐にわたる楽曲制作を行っています。彼の音楽は、UKガラージ、フューチャーベース、グリッチホップ、トラップなどの要素を取り入れ、“炭酸がはじける”ような特異なサウンドが特徴です。2015年に大衆音楽シーンでのキャリアをスタートし、すでに数々の優れたアーティストとのコラボレーションを実現しています。
2023年からはVTuberおよびボカロ楽曲にも活動を広げ、『mochi mochi』『Lucky Doki』『LEMON MELON COOKIE』といった作品を次々と発表し、国境を越えて注目されています。今後もアジア各国を中心に、さらなる幅広い活動が期待されます。
まとめ
TAKの新曲『ババロア』は、彼が持つ哲学的な視点と可愛らしさが見事に融合した作品です。初音ミクとの共演を通じて、聴く人々に新たな音楽の楽しさを届けてくれるでしょう。興味のある方は、ぜひ配信をチェックしてみてください。
リリース情報
- - シングル: 『ババロア (Bavaroa)』
- - 配信リンク: こちら
- - レーベル: DORIDORI FRIENDS
Music Video
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