ファッションと香りの新たなカタチ
日本初のニッチフレグランス専門店、NOSE SHOP(ノーズショップ)が新たな一歩を踏み出しました。2017年8月にオープンして以来、“香水砂漠”と称される日本の香水市場に新風を吹き込んできた同店が、今回はホームウェアブランド「PAMM(パム)」とタッグを組み、店舗スタッフの制服を一新しました。このコラボレーションは、NOSE SHOPの新しいコンセプト「Wear my thought 思考を纏う」を背景に、日常の中に香りを取り入れるスタイルを提案しています。
新しい制服の特徴
今回発表された新制服は、「都市と感性のコラージュ」というテーマのもと制作されました。このデザインは、NOSE SHOPのテーマ「Follow your NOSE(自分の鼻を信じて進め)」を体現し、街の中に漂う“香り”を視覚化したものです。ユニークで自由な発想が盛り込まれたオリジナルデザインは、着用するスタッフ一人ひとりの個性を引き立てる仕上がりになっています。
PAMMのポリシー、残布を最小限に抑えるエコなアプローチもこの制服に反映されています。各制服は異なるデザインを持ち、同じものは二つとないため、着る人の個性が際立ちます。
PAMMのブランド哲学
PAMMは、東京を拠点にアジアへの展開を目指すホームウェアブランドで、手作業にこだわったプロダクションが特徴です。オーガニックコットンや再利用素材を用いたサステナブルなアイテムを展開し、自分自身を考えるきっかけとなるファッションを提案しています。今回の制服も、そのブランド哲学を踏襲しており、一つ一つが手作業で作られています。
デザイナーの思い
PAMMのデザイナーである飛田正浩氏は、今回のコラボレーションに寄せて「都会」をテーマにしたものを発表しました。彼は香りを色で表現することに挑戦し、かつての画家たちと同じように、布に色を加え、香りを伝えることを目指しました。このアート的な過程を通じて、彼は“都会”というテーマを視覚化し、「人々の体温が香りを生む」「街は人の香りでできている」というメッセージも込めています。
香りを楽しむ場所としてのNOSE SHOP
NOSE SHOPは、香水初心者から愛好者までが気軽に楽しめる空間作りを目指して、独自の視点で選んだ世界中のフレグランスを提供しています。また、ミニ香水をランダムに当てる「香水ガチャ®︎」など、香りに関連したさまざまなイベントやワークショップも展開し、香りに対する新しい体験を提供しています。
終わりに
新たな制服を身にまとったNOSE SHOPのスタッフが、香りの魅力をやさしく伝えることで、より多くの人々に香りの楽しさを感じてもらえるようになることを期待しています。このコラボレーションは、香りとファッションの融合を表現し、都会での生活をより豊かにするための一歩と言えるでしょう。